今日のトナ君のレッスンは、お散歩の状況の確認と前回トライした「ハウス」のコマンドの進捗状況などの確認をさせて頂きました。
コマンドの理解を深める
以前と比べると、お散歩も飼い主さんが主体となり進められているようで、猫やハトに対する反応のコントロールや他の犬の無視など少しずつ改善が見られてきているようです。現在、トナ君には飼い主さんの傍で歩く為に「ヒール」というコマンドを理解してもらい、飼い主さんが止まったら同じように「ヒール」のコマンドで飼い主さんの横に座るようにトレーニングを進めてもらっています。今日のような雨の日も、室内で楽しくポジションのトレーニングと精度を高めるトレーニングの方法を実際に行って頂きました。
廊下を利用してヒールで歩いてから横に座る意識を強めながらシッカリと誉めてあげるようにして下さい。ご褒美の出し方にもコツがありますので必ず左側から与えるようにして下さい。
リビングでは、ヒールで色々な方向に歩くトレーニングです。この際もリードでコントロールをしないで余裕のあるリードのたるみが大切です。そしてトナ君が期待感を持って飼い主さんを意識できている事が理想です。
ヒール以外にも「おいで」の呼び戻しのトレーニングは、最初の呼びでは、全く動こうとはせずに人間側が動く事を誘発するような反応でしたが、人間は動かずにトナ君が動く事を理解させた途端、素早くそれぞれの家族の呼びのコマンドに反応できるようになっていました。これは、今回の呼び戻しに限らず、人間側がトナ君に合わせるような動きをすると、トナ君は動かないという選択肢を選びますので注意して下さい。
「ハウス」の進歩
とにかく、ハウスに入ることに対して抵抗感があり、入っても一瞬で出てきてしまう状態であったトナ君ですが、前回のレッスンでは、ハウスに入ってから座るという認識までは理解できるようになりましたが、あまり長い時間ハウスの中にとどまる事ができずにいました。そこで、今回はハウスに入ったら伏せるという関連付けを理解させハウスにとどまる時間を延ばしながらハウスへのイメージの強化を目的としたモチベーターのレベルの向上を行いました。
結果的に飼い主さんがソファーに座った状態からでも「ハウス」のコマンドで中に入り自然に伏せの姿勢に移行できるように姿勢の維持時間も延びました。
そして何よりも成長が見られたのは、コマンドではなく自らハウスに入り非常にリラックスした表情で、ハウスの中にとどまっている事ができるようになったことです。このように心の成長は、無理なく行動の強化に直結しますので、飼い主さんに従う心を更に養いながら良い関係性を構築していきましょう。目が本当に優しくなりました。^^)
-I speak Dog too!!- with sarada
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