今日のノーズワークグループレッスンは、CJ君・ムーニー君・モアナちゃんのアウトドアでのステップアップセッションです。今までのインドアとは違い、風の流れや環境刺激に対しての対応やハンドラーの観察力とハンドリングスキルが問われるステージとなります。
Cj君は、いつもの公園ですので捜索モードというよりも、いつものお散歩のイメージの方が強く環境刺激に左右される場面もみられましたが、2回目以降のセッションは、捜索のスイッチが入り風に運ばれるセントコーンに対しての反応や自発的な方向転換なども見られるようになりました。ハンドラーのCj君の動きを見たり捜索エリアの把握と戦略は、初めての言う事もあり戸惑うセッションが前半のみられましたが、後半は落ち着いて観察できていたようです。
ムーニー君は、アウトドアになっても環境刺激に左右されずに捜索モードのスイッチが入りますのでスタートから、とても高い集中を維持できていました。しかし、このムーニー君の集中力の高さをハンドラーが見極められず信頼できていない事から、折角反応しているハイドに対してリードを引いてしまう場面も見られましたので、ムーニー君の能力の高さを改めて再確認し、ハンドラーの観察力やリード捌きがムーニー君の捜索を邪魔しないようにスキルアップしてください。告知の際の報酬を与えるタイミングもインドアのような余裕がなく、タイミングがズレてきていますので落ち着いて対応してください。
モアナちゃんは、アウトドアの環境に対して少し躊躇がみられましたが、後半はいつもの集中力の高い捜索ができていました。スタートからの動き出しは、どちらかというとスロースターターですので、意欲が低いわけではなく、モアナちゃんのスタイルとしてハンドラーは認識する必要があります。ハンドラーの意欲的に出てほしい気持ちだけが先行してしまい、モアナちゃんよりもハンドラーが先行して捜索をするスタイルは犬の自発性を引き出せずにハンドラーの動きを犬が観察するようになりますので注意して下さい。リードの捌き方や捜索エリアのつぶし方と風の読み方などは、今後のセッションで習得できるようにしていきましょう。
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