カウンセリングでお伺いしたのは、こひばり君(甲斐犬4カ月♂)です。とても人懐っこく意欲的ですし理解力も高く将来が楽しみなパピーです。
将来的には一緒に色々な場所に同伴できるように、基本的なオビディエンスは教えていきたいというご意向のようですし、飼い主さんも色々なコマンドを教えながら関係性を深める為の努力をされているようです。アテンションに対しての反応やアイコンタクトも安定していますし、モチベーターに対しての集中力もありますので、ニンゲン側のトレーニング方法の理解が進むとこれからが楽しみでもあります。
オモチャを使った遊びを通してのコマンドのトレーニングに関しては、遊び方と、その先にどのような動きが連動されているのか?を理解した上でコミュニケーションの時間を楽しんでみて下さい。
引っ張りっこからの持来欲の強化を進め、ボールのレトリーブができるようにステップアップする為には、この引っ張りっこでニンゲン側が、どのように反応して、どのような結果をもたらすことが正解なのか?を再確認してください。幸い、現在はオモチャ等を出しっぱなしにはされていないようでですので、必ずニンゲン側からの働きかけで遊びが始まり、こひばり君が飽きる前に終了するくらいのタイミングを覚えて下さい。この心残りの「期待感」が飼い主さんとしての立場を確立する上での1つのポイントにもなります。この期待感は、遊びだけに限らず生活の中に沢山溢れていますので、犬の要求通りにニンゲンが動かない事も大切な要素です。
このレッスン前は、自らの手の中でガジガジしてレトリーブしていませんでしたが、引っ張りっこからのレトリーブへのステップアップを理解すると、すぐに持ってこれるようになっていました。理解力がとても高い子ですので今後の成長段階に応じた対応を事前に予測しながら先手を打てるようにしてみて下さい。
トイレトレーニングや、お散歩のトレーニングなど若齢期に向かい動きや反応も変化しますので1つ1つ丁寧に取り組んでみて下さい。
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