Dogwave主催 Nose Work Group Lesson  ― ステップアップClass ―

今日はDogwave主催によるノーズワークグループレッスン― ステップアップClass ―を午前と午後の2部制にして北千束動物病院さんにて開催いたしました。午前の部のステップアップクラスに参加して頂いたのは、ビリー君・ハナちゃん・ソラちゃん・レイ君・テンテン君・スピカちゃんの5組6頭です。午後の部に参加して頂いたの、アルファ君・ニケちゃん・バディちゃんの3組3頭です。

ステップアップクラス

今回のステップアップクラスは、前期の最後のクラスでBOXサーチから楽しくノーズワークを経験してきたペアが多く参加されました。9月以降の後半のスタートはコンペも予定されている事から、今日のセッションはオブジェクトサーチとインテリアサーチのベーシックセッションを取り入れて皆さんの現在のステップアップされた能力の確認やハンドラーとしてのスキルアップされた観察力などを再確認させて頂きました。どのペアも、今までの経験が動きに良く現れていて、1月からスタートしたグループレッスンの成果を感じさせて頂きました。

ビリー君は久しぶりの参加でしたが、前回のレッスンでオブジェクトは経験済みでしたので大きな問題はありませんでした。ただ、初見のモノに対しての確認の時間が必要になる為に、最初のセッションでは少し時間を要していましたが、それ以降は、とても良いリズムで捜索ができていました。初めて経験する設定も多く、嗅覚と脳をフル活用した1日だと思われます。意欲が高すぎて待機中に吠えになる場面も見られましたがセッションを進めると頭の中で整理をする事の方が多くなりますので吠えている時間は減少してきました。オブジェクトや他の設定でも対象物が動いてしまったり予測していない動きが出ると少し躊躇が見られますが経験を積んでいきましょう。

 

ハナちゃんは、前回のレッスンあたりから捜索に対しての自信と集中力が一段階変わってきたようです。セントコーンに対しての反応も分り易いですし集中力の時間の持続も伸びています。チャレンジハイからのセントコーンにも鼻の位置が上に向いて上手にハイドの特定が出来ていましたし、障害物がある中をたどりながらの特定も上手でした。スタートの際の勢い良く出る動きは、意欲の表れにもなりますが、とりあえず出てみている動きにもなりますので、今後おステップアップはスタート時から鼻を使えるようにしていきましょう。以前は他の犬が苦手だったハナちゃんですが、ノーズワークを通して社会性も更に開花されてきたようです。

 

ソラちゃんが初めてのノーズワークを始めた頃の動きから現在の動きは想像できないくらい活発で自立心も高まり自信に満ちた捜索ができるようになってきました。設定が少し難しくなると、どうしても飼い主さんに助けを求めてしまう為にスタート位置に戻ってしまうことが多かったのですが、今日のセッションでは飼い主さんを見ることはあっても、また捜索エリアに目を向けて淡々と捜索を続けていました。この犬種らしい、低い位置の鋭い反応は精度が高く安定しています。高さのあるハイドに関しても体高ではなく体長を活かしてハイドに到達できる意欲は素晴らしいと思います。ナチュラルアラートも分りやすくハンドラーの告知も安定してきました。

 

レイ君も少しセッションの時間は空いてしまったものの、意欲は高く前回よりも捜索の動きにも成長が見られました。まだ若い事もあり勢いの捜索の面はあるもののセントコーンを良く理解できていますし、何事にも躊躇が無い事が将来の伸びを感じさせてくれます。オブジェクトのステップアップに関しても問題はありません。ハンドラーのナチュラルアラートの観察力も高くなっているようですので、コマンドは最小限にしておき、レイ君の自主的な捜索を強化し観察できるようにしていきましょう。上下の様々なハイドへの対応も出来ていましたので今後もセッション経験を積みながらステップアップしていきましょう。

 

テンテン君は、ノーズワークを始めた頃から比較すると精神面の変化と成長をとても感じます。また、今までのセッションの中でも経験を積んだ事で、ハイドの設定に対しても、とても冷静に淡々と捜索する事ができるようになっています。障害物の奥からセントコーンを辿りながらハイドに到着する設定でも、とても良く動けていました。また視覚ではなく嗅覚を使っている事から時々、オブジェクトに当たってしまう場面も見られましたが、それだけ集中している証ですので、今後も楽しみです。ハンドラーのナチュラルアラートの観察力も安定していますのでコンペも楽しんで下さい。

 

スピカちゃんは、オブジェクトとインテリアなどを含めて一連の上下のハイドの経験をし、特に上からのセントコーンへの反応もストレスなくスムーズにできるようになった事は、捜索の幅が広がったと言えるでしょう。また、以前のような自信のないアラートではなく自信を持った安定したアラートができるようになったハンドラーの成長も素晴らしいと思います。BOXやオブジェクトよりも臭いに対してシンプルな動きを要求されるインテリアの方がハンドラーも観察しやすいようですのでコンペが楽しみです。

 

アルファ君は、最初から意欲が高いようでしたが、ハンドラーがアルファ君の意欲を確認できるようにする為にも、スタート地点への移動とセッションが終わってからクレートに戻るまでの動きをリードを着けて行う事で体感できるようになった事は、今後のアルファ君の意欲や集中力を確認する上で、とても重要な事です。捜索も非常に安定していましたし、ハンドラーの告知も前回に引き続き良くなっています。時々、アルファ君の動きに惑わされてしまうセッションはありましたが良く観察できています。

 

ニケちゃんは、オブジェクトからインテリアまで問題なく対応が出来ています。非常に自立心が強く集中力も高くセントコーンへの反応も正確です。しかし、当初から改善が必要である事をお話しているようにハンドラーとの関係性に少し弱点があります。回数を重ねるごとにセッションが終わってからの飼い主さんの声掛けに対しての改善は見られいますが、まだ逃避する傾向があります。ノーズワークには多くのコマンドは必要ありませんが誉められても逃げてしまう場合は、もう少し基本的な面も再確認していきましょう。ナチュラルアラートも分りやすくハンドラーの告知も安定している分、そこの部分が改善されると、今よりも素晴らしいペアになると思います。

 

バディ君は、本当に意欲の塊のような動きでノーズワークの為に生まれてきたような最高のパフォーマンスを見せてくれます。設定に対しても、非常に素直な反応を見せてくれますし上からのセントコーンへの意識も安定していますので、殆どの設定は特定できています。だからと言って、極端に難易度を上げてしまうと集中力も切れてしまいますので、状況を見ながら進めていきましょう。ハンドラー泣かせのハッピーテールは、ナチュラルアラートを見つけようとすると難しくなります。まずはセントコーンへの明確な反応を読めるようにしながらナチュラルアラートを観察していきましょう。

 

次回のグループレッスンの開催予定は、2018年9月22日(土)のDog wave 主催 「ノーズワークコンペ」となっております。お問い合わせ・お申し込みはDog Waveへご連絡下さい。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。


 

-I speak Dog too!!- with sarada

 

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