本日のwith sarada FIELD Schoolに参加されたのは、モコちゃん(ミニチュアシュナウザー)・レイちゃん(チワワ)・花音ちゃん(トイプードル)・たんぽぽちゃん&大和君(マルチーズ)の4組5頭です。
事前に課題やトレーニングをしたい内容を申告して頂き、それぞれのペアの現状の確認と、課題への取り組み方のレクチャーと実践トレーニングを行いました。
他の犬が苦手で吠えてしまったりという課題を持っているペアもいらっしゃいましたので、まずはFIELDで他の犬が存在する環境を作り、クレートトレーニングのステップアップを行いました。
クレートのドアが開いた状態で待機が持続できるかどうか?の確認をして頂きました。安易にクレートに押し込むのではなく、クレートの中が安心できる場所としての認識があると、ドアが開いていても全く問題なくなります。皆さん、良くできていました。これからも時間を延ばしたり、距離を置いて飼い主さんの姿が見えなくなる(安全確保をして)ステップアップなどにも挑戦してみましょう。
花音ちゃんの課題は、脚側のポジションでの伏臥の実行性ですが、脚側停座が正しくできていると全く問題ありません。立止に関しても、今はサポートしながら正しい動きと姿勢の維持を教えていきましょう。
理解しているコマンドも多く、集中力が維持できると良い動きができます。相変わらず、他の飼い主さんに可愛さをアピールしに行きますが、飼い主さんの呼び戻しにも反応できていますのでシッカリと誉めてあげて下さい。他の犬に対しての拒否反応に関しては、あまり飼い主さんがピリピリしないことも大切です。
レイちゃんは、なかなか出来なかった「待て」ですが、一定の距離と時間の「待て」ができるようになってきました。今まで理解したトリックのコマンドで手を追いかける事を覚えていますので手の動きに同調して動いてしまう事もあります。この際は、飼い主さんが焦らずに冷静に対応していきましょう。
最初のクレートトレーニングも、今まではどちらかというと押し込んでいたクレートでしたが、自らクレートに入り待機できていますので今後の成長が楽しみです。
モコちゃんは、難易度の高い「レトリーブ」のトレーニングです。現状は、大好きなオモチャのレトリーブができていますが、これをダンベルにステップアップする為には、単純に咥えて運ぶだけではなく咥えたまま保持して座るまたは脚側停座することが必要になります。まずは「咥えて」のコマンドの理解を深めましょう。
立止のコマンドは、単に立つという事から、脚側停座の位置で真っすぐに立てるようにトレーニングを工夫しましょう。トリーツの出す位置で動きが変わりますので後足始動で立てるようにトレーニングをしてみましょう。他の犬に対しての吠えは、今回のように新しいメンバーで馴れない環境下でオフリードだと、自ら吠える行動は現れません。飼い主さんの声がけや話し掛けの改善も進めていきましょう。
たんぽぽちゃんは、CDⅠの課目トレーニングをメインで行いました。課目トレーニングのステップアップは進めるべきですが、それ以外のたんぽぽちゃんのコントロールが、とても重要です。大和君へ意識が向くとたんぽぽちゃんはフリー状態ですので、2頭を観察しコントロールできる対応力を身につけましょう。
脚側停座が、最近はかなり斜めに停座するようになっています。1度のコマンドで真っすぐ停座することを理解させましょう。一旦座ってから修正する方法は意味がありません。立止は、前方に出過ぎていますので後足始動の動きを安定させてください。
大和君は、成長と共に♂犬としての動きが非常に目立つようになっています。他の犬に対しての動きもそうですし、今日は大和君以外は全て♀犬ですので、余計に興奮状態となっています。この動きや反応をコントロールしきれない飼い主さんがいますので、観察力を高めましょう。
コマンドの基礎トレーニングでは、短い時間で集中させて終わらせることを考えて下さい。必要以上に長いトレーニングは良い結果をうみません。脚側停座の位置で伏臥ができるようになったのは成長です。
スクールの後半は、屋上のドッグランで自由運動と呼び戻しのトレーニングなどを行いました。
沢山、トレーニングをしたので臭いを嗅いでリフレッシュ。約1頭だけエンドレスに追いかけっこを楽しむ子がいましたが…💦
本日もスクールへのご参加ありがとうございました。
次回のFIELDでのスクールの開催は
2022年1月16日(日)
AM9:30~PM12:30
皆様のご参加をお待ちしております。
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