早朝からのかん太郎君のレッスンは、お散歩トレーニングです。現在の状況や飼い主さんが感じる課題点などを実際のお散歩の動きの中で確認させて頂きながら、修正する為のアプローチの方法をレクチャーさせて頂いたり、実践トレーニングの中で改善の切っ掛けを感じて頂きました。
パピー期から若齢期への成長と共に、今までは決まった場所でできていたトイレも、排泄の意味自体がマーキングという意味になります。しかし、丁寧にトイレのコマンドを徹底することで同じようにトイレを済ませることができますが、適切な時期に去勢してあげることで容易に関連付けることができるようになります。このトイレのコマンドは、お散歩中の飼い主さんと歩調を合わせて歩くコマンドにも関連性が出てきますので繋がりを大切にしていきましょう。
パピー期の他の犬との社会化を進めることはとても大切な事です。月齢と成長を考えて、他の犬への友好的な反応も、かん太郎君自身の決定権で行動を起こすのではなく、飼い主さんの許可で挨拶ができたり、時には相手を無視してすれ違えるようにする必要があります。
かん太郎君のルールではなく、飼い主さんのルールを認識させるようにトレーニングをしていきましょう。いつも会うお友達以外の犬に対しても同じような行動を繰り返すと、かん太郎君が友好的な意味で近づいても相手がいることですので、全て相手が受け入れてくれるはずがありません。
この判断を飼い主さんが明確にできるようにかん太郎君の動きのコントロールと相手の犬の状況判断ができるように飼い主さんのスキルアップを目指してください。
相手の犬を見ると伏せて待つような動きをさせない為にも、「ゆっくり」のコマンドで飼い主さんと歩調を合わせて歩き、犬とのすれ違いの際も同じコマンドで歩きながら、すれ違えたら誉めてあげるように実際のお散歩でトレーニングをしてみて下さい。
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