P/L:ラルフ君。

今日のラルフ君のレッスンは、ドックランを利用しての自由運動の時間の提供と他の犬へのアグレッシブな反応の改善に取り組んでいるラルフ君には、コントロールのトレーニングと平行して他の犬とのコミュニケーションの機会を与え、社会化とコントロールのバランスを考慮したトレーニングが必要です。

また最近の日常での課題として、以前よりもコマンドに対しての実行性が低下してきたり、イタズラが多くなったりしているようです。コマンドを理解していても飼い主さんが例外を作らずに必ず実行させるように対応していかないと不服従傾向が強くなり、ラルフ君の自己主張だけが強くなります。また、コマンドの実行性の向上を考える場合は、コマンドを実行させる事だけではなく、必ず評価する事は忘れないようにして下さい。

ランに入ってから、オフリードにするまでの一連のルールも中々アイコンタクトができなかったり脚側停座のポジションがいい加減になってきています。再度、確認して正しい行動をさせるようにして下さい。

久しぶりの自由運動は、とても楽しそうでしたが、元々シャイな性質から環境を確認するまでに少し時間がかかることと、飼い主さんとの距離間を確認しながら少しずつ心を開放できるようになったようです。

他の犬とのコミュニケーションの第1歩として、今回はサラダとのコンタクトを経験してもらいました。

まずは距離を開けて確認をさせますが、飼い主さんからのコマンドよりも刺激の方が優先しています。ラルフ君からすれば、かなり頑張っている状態です。

まずは相手を確認する行動をさせますが、リードをつけて不必要な刺激を与えずに情況を踏まえて2頭をコントロールしながら進めます。

ファーストコンタクトは少し緊張も見られましたが、相手を確認できたことで遊びのコミュニケーションモードに入る事ができていました。

ラルフ君のメンタルの成長を促進する上では、今回のような機会を与える事は、とても大切ですが、相手の犬も、状況に対応できるような相手を選択するようにしないと意味がありませんので、他の選択肢も考えながら経験を積ませてあげましょう。


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