P/L:トナ君。

トナ君のレッスンは今回ので2回目です。前回の1回目のレッスンでは、レッスンの時間内は、ず~っと私に対する警戒吠えと要求吠えでした。私が動くたびに吠え続け、カメラにも吠え続けます。当然、止まっている事もなく第三者からの声掛けやコマンドは一切受け付けません。唯一、有効なのはご家族からの一定のコマンドのみでした。

心の変化と成長

今回も背中の毛を立てて吠えながら、私をお出迎えしてくれたトナ君でしたが、前回のレッスンでは自分のテリトリーにズカズカと入り込んできた第三者に対しての馴致の目的で、近づいてくるだけでトリーツを与えながら心の開放を促した経緯があった為に、今日のファーストコンタクトでは、いつものように吠えながらも私の手をペロリ。

前回よりも私の臭いを一生懸命嗅ぎながら確認作業が丁寧でした。最初の30分~40分は、吠える頻度も、それほど変化を見せませんでしたのでご家族の方にコマンドを出してもらい、前回の復習であるアテンションとアイコンタクトのトレーニングを再確認してもらいました。

カメラのシャッターン音にも非常に敏感ですので、このような画像を撮るにも、なかなか一苦労です。前回は、飼い主さんがコマンドを出しても私が傍に来ると吠え続けていたトナ君でしたが、今回は飼い主さんに集中している事ができています。その後、40分を過ぎてから落ち着きが出始めて、自発的に私の傍に来て座ることができるようになってきました。

この状態で、明らかに違いが出てきたのは目の表情です。カメラを向けられても吠えることなくアイコンタクトもできるようになりました。ようやく、第三者の私の事も認めてくれたようです。

 

全体的な取り組みを考える

当初は、お留守番の際のクレートトレーニングの課題に対しての対応というお話でしたが、今後の成長に伴いご家族全員で共通した考えの元で幸せな犬生を送るために必要な、飼い主さんとしての知識やテクニックを身につけるために取り組んでいきましょう。

「伏せ」を教える際の注意点や、どのポイントで誉めるか?誉め方は、どの程度の声で誉めるか?トリーツを与えるタイミングはどこか?などトナ君と楽しみながら学んでいきましょう。

 

リラックスと期待感

レッスン終了間際は、随分リラックスできるようにもなりました。体から緊張感がなくなり穏やかな表情で見つめてくれるようになりました。

日本犬系の敏感な性質のタイプの犬の場合は、飼い主さんがその犬の性質を良く理解して嫌な経験を極力させずに良い経験を積ませ、心の許容範囲を広げる対応を考えてください。

「今度は何が出てくるの?」という期待感の眼差しは、アイコンタクトの理想です。これからが楽しみなトナ君です。

 


 

 

-I speak Dog too!!- with sarada

 

 

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