P/L:ブルース君&リンゴスターちゃん。

今朝のブルース君&リンゴスターちゃんのレッスンは基本的なコマンドや対応を見直す意味のトレーニングを場所を変えて行いました。
現在、オビディエンスのトレーニングを強化していますが、2頭の反応が著しく低下してきている事から、基礎に戻って指導手として、飼い主さんとしての2頭との関わり合いや、コマンドの意味と出すタイミングなどの理解度を確認させて頂き、不足している知識やテクニックを再確認して頂きました。
現在の2頭の理解しているコマンドと飼い主さんが理解し、使用しようとしているコマンドには、少しズレがあるようです。
これは、ブルース君&リンゴスターちゃんと飼い主さんのペアに限らず、往々として、よくあるケースですが、1つの行動に2種類から3種類くらいのコマンドが存在する事です。
これを整理して、「このシチュエーションなら、このコマンド」という活用の理解力が飼い主さんにないと、いくつものコマンドで1つの行動を実行させようとしますから犬は混乱をします。
その混乱をしている状態を見て、飼い主さんは焦れてしまい最終的にはリードでの指示が多くなります。
犬がコマンドを理解して実行に移すまでには、時間のタイムラグが存在します。しかし、レッスンでは、その内容で行っていますのでタイムラグを考慮してコマンドを出しますが、日常では、その意識が稀薄になり、自分のタイミングで犬を動かそうとする為に、コマンドと同時にリードの指示が入る為に、レッスンとは違う関連付けが強くなります。
これにより、いくらレッスンで強化した動きも、日常生活でマイナスのイメージの関連付けが強くなる為に、反応や動きが鈍くなっているようです。
またトレーニングの基礎となる「アテンション」の理解も、少し勘違いしていますので「ブルース」「リンゴ」というアテンションと次の指示となる「座れ」や「来い」などを1つのコマンドとして連結して使わないようにしましょう。
あくまでもアテンションは、最初に飼い主さんを注視させる為に使用するコマンドである事がメインで、コマンドごとにアテンションが連結され、尚且つ、そこに犬の自発行動がない場合は、コマンドの役割りを果たさなくなりますので注意しましょう。
ですから、現状では、2頭共にアテンションではアイコンタクトができなくなっていますので、基礎に戻りアテンション=アイコンタクトのトレーニングをステップアップさせて取り組んで下さい。
そのような改善点を踏まえて、今日は最後に、指定された場所にピンポイントに2頭を座らせるトレーニングを行い、リードを使わずに2頭がコマンドを理解して正しいポジションで座る事ができていました。この反応や動作を、トレーニングで今よりも速くしていく事で精度が向上しますので、今後も「見直し」と「観察」を忘れずにトレーニングをしていきましょう。

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