with sarada 114th Yokohama-School

真夏を思わせる暑さの中でしたが、2018年度前半最後のスクールをG’sgさんにて開催いたしました。参加されたのは、ルース君・マル君・チャバディ君・プーちゃん&モコちゃん・クイールちゃんの5組6頭です。気温の上昇もありましたので、あまり無理をせずにエアコンの効いた車内で待機をして頂きながらペアごとの課題や今後の取り組みについてのトレーニングを行い、人間は少し早目のランチでピクニック気分を楽しんでいただいたようです。

メンタルの成長

前回の初めての参加となったルース君。今回は場所への認識が明確になったこともあり馴致するまでの時間は非常に短くなり、アテンションへの反応も高くなっていますし、時々「お座り」のコマンドに対しても従えるようになってきました。

今後も飼い主さん主導の生活をしながら良い関係性を構築する事で更に意思疎通がとれるようになりますので良い経験を積み重ねましょう。飼い主さんとの距離間なども今後の取り組みで変化が出てくると思いますし、とても理解力がありますので、室内でのトレーニングには飼い主さん側の考え方のバリエーションも必要です。

 

犬同士のコミュニケーション

以前から他の犬に対しての友好性に課題があったチャバディ君の動きは、飼い主さんから見ると少しハラハラドキドキの場面も多いようですが、スムーズにコミュニケーションをとらせる為には、飼い主さんの緊張感はマイナスの影響を与える場合があります。

今回のようにオフリードの方が、緊張感が伝わりづらくはなりますが、不必要なコマンドの多用は同じ意味ですので相手の犬との相性などの観察力を高めて、必要なコマンドを必要な時に活用できるようにしていきましょう。

マル君のように若くてパワーがありエネルギッシュなタイプの場合は、シャイなタイプの犬では対応できませんのでコントロールは必要になります。

初めのうちは、エネルギーを発散させる意味や、今までの習慣でランに来れば、誰かが相手をしてくれる感覚をもっていますので遊びを仕掛けますが元々社会性の高い育て方をしていますので月齢に伴い、少しずつ空気が読めるようにもなってきています。

全く正反対の性質の2頭ですが、現実的な距離間も心の距離間も短い時間で縮まってきたようです。しかし、若いマル君は、また再会すると自己アピールが激しい動きになるのは想像できます。

 

事前反応を見極める

以前からの課題である他の犬への吠えのコントロールに関して、何度も同じような注意の仕方をしていても犬には伝わらない事は、こn事前反応の見極めが出来ていない事と飼い主さんが、すぐに諦めてしまう事にあります。例えば、モコちゃんを待たせてプーちゃんに脚側停座をさせながら、それぞれの犬の動向を観察し、コマンドを出すのか?誉めるのか?を選択を短い時間に行うトレーニング。

特に2頭引きで吠える場合の切っ掛けはプーちゃんの反応ですので、プーちゃんをシッカリとコントロールできるように飼い主さんの観察力を高めることが改善の糸口です・・・・・と以前から何度もお話していますが、中々出来ないのが現状。

犬の横を通り過ぎる際のコントロールを理解する為には、プーちゃんの視線・耳の向き・足取り・呼吸音などを感じ取る飼い主さんのスキルが必要になります。

 

シニアなりに理解度を深める

シニアになると、よく頑固になるというお話を聞きますが、犬には頑固という概念はなく、今までのルール以外の対応を飼い主さんが行い、または許した事による学習であり、時々思い立ったように以前できていたコマンドや動きの指示を出しても、以前のように動かないのは、それをしなくても良いことや取引行為を教えてしまったからです。ですから、犬は何歳になっても学習し成長をします。

例えば簡単なようで本当に教えている飼い主さんが少ないトイレコマンド。犬が勝手にトイレに行ってトイレを済ませるのがトイレトレーニングと思っている方も多いと思いますが、本来はトイレコマンドでトイレができる事が重要です。飼い主さんが「ワンツー」のトイレコマンドを出したらトイレをしようとする行動になるかどうか?これからの暑い季節は、犬任せで臭い嗅ぎを沢山させないとトイレをしない犬も多いです。夜間でも地面からの蓄積熱で熱中症の危険などを考えた場合や湿度の高い環境などでお散歩もリスクを伴いますので、コマンドの有効性はトイレを簡単に済ませて余裕のあるお散歩にもつながります。

以前なら、絶対に下りなかったオープンにしている車の中に居るはずのクイールちゃんが、許可なしで自分の判断で下りてしまうという行為は、スクールという安全な環境下での出来事だけで済ませるのではなく、それ以外の関連するコマンドにも不安定さが出てきてしまう事にもなります。

鼻泣きなども要求行動ですが、注意をする時と注意をしない時がある事がクイールちゃんにとっては理解度が進まない要因にもなります。シニアになると犬そのものの問題よりも、若く何かを求めて集中してトレーニングをしていた時にも増して飼い主さんの対応の問題となるようです。シニアですから、残りのQOLの高い犬生を楽しく過ごさせる為にも、無理のない中にも犬を守るための最大限の努力をしていきましょう。

 

with sarada Yokohama-Schoolは、前半の開催は今回で最後となります。
後半の開催は、10月頃からを予定しています。スケジュールが決まり次第「Event Schedule」でアップいたしますので皆さんのご参加を心よりお待ちしております。
また暑い季節に向けて河口湖「モンターニャ」さんでのお泊りトレーニングのスケジュールが下記のように決まっておりますので、こちらも合わせてご検討下さい。
2018年6月18日(月)・19日(火) / 2018年7月23日(月)・24日(火)  / 2018年8月25日(土)・26日(日)

 


 

 

 

-I speak Dog too!!- with sarada

 

 

 

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