with sarada FIELD Summer School

8月第2回目のwith sarada FIELD Summer School。曇りベースの予報でしたが、残暑厳しくインドアの涼しい環境下で、それぞれのペアごとのポイントトレーニングを行いました。午前のクラスに参加されたのは、初参加の麦ちゃん・アビちゃん&テオ君・トナ君・たんぽぽちゃん&大和君・モモちゃん&レティーちゃんです。

モモちゃんは、いつもとは違う環境でのレッスンで少し緊張感が高くなっていたようです。指導手も緊張していましたので必要以上の指示が入り、モモちゃんとの同調性がいつもよりも低下していましたが後半は、いつもような意欲的な動きができていました。


トナ君は、環境の変化へのチャレンジを繰り返してもらっています。なかなか思うようには動いてくれませんが、妥協をせずに指導手主体の関係性を構築しながらトレーニングを進めていくことが重要です。ただ、このトレーニング以外の飼い主さんとしての対応が一貫していない場面がありますので見直していきましょう。


たんぽぽちゃんは、久しぶりのレッスンでしたが、新たに弟ができたことで自分への飼い主さんからの関与が少なくなり、逆に良い影響を与えている面が見られます。今までと同様に、第三者への意識を無条件に与えずに指導手側への意識強化に努めてください。


レティーちゃんは、脚側停座のズレが少し気になります。全体的な課目の理解は安定していますので指導手への集中を高めていきましょう。行進中の作業に関しては現段階のトレーニングで実行性を優先的に考えてください。自由選択科目は、トリーツの与えるタイミングなどもステップアップして下さい。


アビちゃんとテオ君のトレーニングは前回プライベートで行った「待て」と「ヒール」のコマンドの復習です。アテンションと指定された場所への「お座り」に対しての実行性も以前よりも改善されています。「待て」の姿勢維持は、アビちゃんよりもテオ君の方が安定していますのでアビちゃんの強化をしてください。「ヒール」の動きは、アビちゃんの意欲的な動きは、とても魅力的ですが、誘惑刺激に左右されやすいですからシッカリとコントロールしながら正しい動きを教えてください。テオ君のヒールは、飼い主さんへの意識が高くなっていますが、手を追いかける傾向が強くなっていますので、アイコンタクトの強化トレーニングを続けてください。飼い主さんの誉める表現力は以前よりも、遥かに良くなっています。


麦ちゃんは、多くの犬や飼い主さんと同じ空間に居ること自体が初めてでしたので、少し緊張感はありましたが、飼い主さんからの呼び戻しのコマンドには、素早く反応できていました。ご家族の中でもコマンドの実行性にバラつきが出ていますので平均的な実行性を目指してください。「伏せ」のコマンドは、姿勢の維持ができるようにトレーニングをしていきましょう。また他の犬に対しての反応は、極端に怖がりではありませんが、飼い主さんからのアテンションに反応できるようにしていくように考えてください。


大和君は、2か月半のパピーです。社会化を進める上では、とても大切な時期ですので良いイメージで経験を積めるように環境への馴致や、初めての第三者へのイメージを中心にトレーニングを行いました。単純にご褒美を貰うだけの動きの中にも、大和君の様々なメンタルの動きが見てとれます。普段の生活では経験できない色々な経験ができたことで、また今後の動きや反応の変化が楽しみですね。


少し暑かったですが、シェイドの日陰を活用してランでコミュニケーションタイムでリラックスしてもらいました。水浴びをすると、ついついプールへ💦

集合写真も、シッカリと「待つ」トレーニングができていないとできませんし、傍に他の犬が居る環境で「待て」は、なかなか高度なコマンドです。お疲れさまでした。


午後のクラスの参加者は、クーちゃん・パコ君・ウィル君・トナ君です。午前中に引き続き、それぞれのペアの課題に対してのトレーニングを行いました。

まずは、とても日常でよくある動きですが、ドアを開けてから犬と共に飼い主さんが動く場合に、犬が先行して動いてしまう事があります。これは飼い主さんの許可で動いているようで、実は飼い主さんのコマンドのパターンを先読みして動いていることが少なくありません。また「待て」のコマンドも本当に犬が「待て」のコマンドを優先して実行しているかどうか?の確認をする為に、皆さんにチェックをして頂きました。

「待て」のコマンドを出して、リード1本分離れて、待っている犬に対して前方に引く動作をした際に、引かれたリードに対して反発して動こうとしないかどうか?を確認してもらいました。また、この際の誉め言葉の使い方などにより、誉め言葉が解除になったり新しい発見もあったようです。


ウィル君は、屋外でのレッスンで基礎トレーニングをしていますのでインドアでの現在の集中力の維持を確認しながら改善ポイントに対しての取り組みを行いました。行進中の作業では、脚側行進の姿勢の維持を前提としてコマンドを出しましょう。また指導手の誉め言葉のバリエーションを増やし、適切な誉め言葉を使えるようにして下さい。遠隔での停座からの立止の課目は、姿勢維持時間を延ばす為のポイントを忘れずにトレーニングをしてください。飛越板の片道飛越に関しては、1つの動きの流れを指導手が理解した上でトレーニングをしていくようにしましょう。


パコ君は、本来できる動きを指導手が引き出せるかどうか?が課題です。脚側行進の集中力は、とても高いですので最初のスタートの集中を引き出せれば維持できますが、良いスタートができないとパコ君の能力を引き出せません。よそ見や臭い嗅ぎなど、室内ではそれほど目立ちませんが、常に指導手への意識が高く維持できるように進めてください。伏臥の声符のみの形を安定させましょう。立止は脚側停座の位置を前方に停座させないように注意してください。


クーちゃんは、以前よりも飼い主さんに対しての意識がとても高くなってきました。脚側行進の動きも、以前はトリーツがないとできませんでしたが、今回はトリーツなしでもシッカリと飼い主さんを見上げて脚側行進ができています。時々、視線は下がりますが全体的に形が安定してきています。その場での伏臥や立止も理解していますし、現在の課題である、他の犬を無視する対応も飼い主さん次第ですので、飼い主さんが自信を持って対応できるようにしてみてください。


トナ君は、午前中よりもリラックスしてトレーニングができていました。指導手のメンタルも午前中よりも安定していました。左屈折の動きに関しては、右屈折も含めて、指導手への集中が前提ですが、指導手の動き方で犬に合図を送ったり曲がり易い動き方をすることで更に同調性の高い動きになります。特に左屈折は、犬の後肢の動きを理解させるようにしていきましょう。


午前中よりも気温が下がり、コミュニケーションタイムも白熱。ランに設置した散水機が丁度よい涼感を与えてくれます。午後クラスも、プールで冷やしい犬とストレス発散のスイミング運動で楽しんでもらいました。

お疲れ様でした。また来月も2回のSummer Schoolの開催を予定しております。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。


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