久しぶりのレッスンとなったラムネ君は、現状のお散歩の様子を見させて頂きながら飼い主さんが感じている現在の課題への取り組みに対するトレーニングを行いました。

もうすぐ6ヵ月になるラムネ君は、日々の成長と変化が目まぐるしいようですが、現在の月齢の成長速度を考えると人間の尺度では信じられないくらいのスピードで変化しますので日々の観察力を高めるようにしていきましょう。

体は小さくても♂犬としての成長は順調ですので、色々な臭いに対しての反応も出ています。ラムネ君の行きたい方向に飼い主さんが着いていくような対応を繰り返すと、益々引く力は力強くなり飼い主さんからの声掛けやコマンドには一切に耳を貸さず、本能を優先するお散歩になりますので改善をしていきましょう。

自由意思を尊重しつつも、飼い主さんは一定のリーダーシップの基準を設けてお散歩を楽しめるようにしましょう。今までは、ラムネ君のシッポしか見る事ができませんでしたが、トレーニングでラムネ君の歩くポジションを変える事ができた事で、飼い主さんは前方の障害物や危険を回避する事ができるようになってきました。そして、お散歩中に、こんな綺麗な富士山が見える場所を歩いていたという事に気づかされる時間だったようです。

また現在の月齢によくある課題は、拾い食いです。飼い主さんが気付くのが遅くなると、どんどん口に入れてしまい、特に小石などは胃の中に残る恐れがありますので注意しましょう。また口に何かを入れたモノを取り出そうとする行為自体が、ラムネ君には楽しいゲームのような感覚となり、飼い主さんの気持ちとは裏腹に、結果的には拾い食いを強化してしまう事にもつながります。

ラムネ君の動きを見極める観察力も大切ですが、室内で出来ているコマンドを屋外で実践できるようにステップアップをしていきましょう。アテンションコマンドに対する反応や「お座り」に対しての実行性などを確認しながら屋外の環境刺激よりも飼い主さんのコマンドを優先できるようにする事がトレーニングのステップアップになります。

また室内で行った呼び戻しを活用して一定の運動を与えエネルギーの発散をさせましょう。

特に呼び寄せる場合は、室内で出している声よりもハッキリと、声を張らないとラムネ君には届きませんのでコマンドをハッキリ出し、誉め言葉もオーバーアクションで表現できるようにして下さい。

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