久しぶりのレッスンとなったウラ君は、他の犬とのすれ違いやお散歩のルールに関しての現状の確認やステップアップなどの実践トレーニングです。

お散歩自体の安定感は出てきていますので、飼い主さんと一緒に歩く時間と臭い嗅ぎの解除やトイレの許可などへの認識も出てきています。ただ、お散歩のコースが決まることで、特にトイレの許可を出すポイントが一定になると、そこに到着した事でアイコンタクトをして飼い主さんに許可を促すようになります。

飼い主さんから見ると「良くわかってきた」と思える瞬間かもしれませんが、良く考えるとコースのパターンを理解していて、飼い主さんに許可を要求している行為にもなります。無意識に行われると、それが当たり前になり、許可を出しているようですが、許可を促されているという感覚の方が強くなります。

「ついて」などのコマンドも良く理解していますが、環境刺激や誘惑刺激が強くなると飼い主さんのコマンドよりも刺激を優先してしまいますので、積極的に刺激の中でのコマンドの実行性を高めるように意識的なトレーニングをしていきましょう。

他の犬とのすれ違いについては、今日のレッスン中に「天敵」の柴犬と2度ほど遭遇しました。１回目は一定の距離があった事もあり、我慢もできていましたが２回目のすれ違いでは、相手との距離も直近のすれ違いでしたし、相手の犬のまくし立てる吠えに、つい反応してしまう場面が見られました。

しかし、この反応も以前であれば距離が空いていてもウラ君も強い反応を示していましたが、我慢ができるようになり飼い主さんの対応にも自信が出てきていますので、この自信がウラ君の行動や反応に大きな影響と変化をもたらしています。都会の中では、どのような事が起きてもおかしくなり状況に多く遭遇しますので、飼い主さんの観察力を含めたスキルを更にレベルップして新しいステージに取り組んでいきましょう。

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