P/L:ルカ君

6月以来のレッスンとなったルカ君ですが、体格も成長し更にパワーが出てきました。飼い主さんの以前からの悩みである刺激に対しての反応と興奮を中々コントロールできないのが現状です。これは、ルカ君の理解というよりもルカ君の反応に対しての事前判断が飼い主さんに出来ているのかどうか?がポイントです。

また意欲や興味に対しての反応を軽減させる為にも一定の運動は欠かせません。特に大型犬の課題の改善ポイントは運動不足にある事が多いですからルカ君も時間のある限り適切な運動を与えられるように努力していきましょう。

公園内でのパブリックトレーニングでは、ベンチでの「アンダー」コマンドの維持なども必要になりますが、現段階では、姿勢の維持が中々できませんので、コマンドのトレーニングを理解して進めていきましょう。

ルカ君が、何かに気づいて興味を示した瞬間の動きの観察力を飼い主さんは身に着ける必要があります。この反応を見落としてしまい、ルカ君が反応し動いてしまってからリードでコントロールする習慣となっていますので、先手を打てるようにしていきましょう。

人も大好きなので、少しでも自分に興味を示している人が居ると、ルカ君自ら動いてしまいます。この事前の反応であるルカ君の視線を良く観察して、視線をコマンドでコントロールして無駄な行動を起こさせないようにして下さい。

以前からトレーニングをしている「ついて」のコマンドですが、本来の「ついて」の意味を理解せずに使用しているようですので、本来の意味を理解して精度の高い「ついて」をトレーニングして、実践で活用できるようにしていきましょう。

「ついて」のコマンドが出たらアイコンタクトしたまま脚側停座をしている状態を維持させます。その後、同じく「ついて」のコマンドを出してアイコンタクトを維持した状態で脚側行進をさせていきましょう。まずは、1歩目から左足から前へ出るようにしてラインなど目標物がある場合は、飼い主さんがルカ君の動きに合わせないようにライン上を歩き、トレーニングの中からイニシアティブを握り丁寧に教えて下さい。この「ついて」とは別に「ゆっくり」のコマンドで臭いを嗅がずに一緒に歩けるように区別ができるようにして、臭いを嗅いで良い時やフリーの状態にする為に「解除のコマンド」を理解させて飼い主さんが状況判断をしながお散歩を楽しめるようにしていきましょう。


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