今日の輪太郎君のレッスンは、前回のカウンセリングレッスン以降の変化や成長についての確認と今後の対応についてのレクチャーとお散歩の状況を拝見させて頂きました。環境に対しての馴致や家族の動きの見極めなども進み、少しずつ自我も芽生えてきています。しかし、まだまだパピーですので多くの良い経験をさせていく大切な時期です。
成長と共に課題となるのはジャレ噛みや家具などの破壊、ニンゲンのズボンの裾やスカートの裾へのジャレ噛み、遊んでいる最中の興奮からくるジャレ噛みなど、様々な場面で牙を使う事を覚え始めますが、この行動にイチイチ目くじらを立てたり、無暗に叱ってばかりいると関係性の基礎を作る時期としては最善の対応とは言えません。
確かに興奮からエスカレートしてしまう場面は見られると思いますが、あくまでも遊んでいる最中の行動である場合が多いですから冷静に対応しましょう。この遊びのコミュニケーションが、この時期の飼い主さんとの関係性の基礎作りには欠かせませんので積極的に遊び、ストレスを発散させ課題に発展しないようにしていきましょう。
お散歩の状況は、沢山の興味のある環境刺激だからけの中ですので無理なく経験させ、確認させ納得させます。但し、衛生的に悪影響のある動きは適切にコントロールしましょう。現段階では、一定の前への引き癖は極端に抑制せずにリードの長さの中で良く観察してアテンションへの反応などを確認したり、一緒に走ったり楽しく時間を過ごして下さい。まだ気温や湿度が高い日もありますのでオーバーワークにならないように注意して下さい。お散歩中の他の犬に対しては、相手のいることですので無暗に近づけてマイナスの経験をさせずに、状況を確認して犬社会の社会化も進める機会を考えてあげましょう。
室内でのトレイは、100%の確立で成功していますので、現在の状況を維持できるようにしていきましょう。但し、成長と共に必ず変化が表れますので、将来を予測して対応してください。
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