本日のトレーナークラスはインドアでのアロマステージのセッションを開催しました。参加されたのは、トレーナー3名とあんなんちゃん&テン君・グート君・ぶん太君の4頭です。セッションごとに課題を設けて、アラートの精度の向上や意欲と集中の維持などをペアごとに確認して頂きました。
フードステージからアロマステージに移行した直後は、ハンドラーの手の動きに対して非常に敏感に反応しアラートの静止姿勢が中々維持できなかったグート君でしたが、今日のセッションでは全ての設定で順番が1番のスタートでしたのでブラインドの環境下でのサーチしたが、スタートからの意欲と集中の高さとハイドへの到達時間、アラートの静止姿勢全てにおいて安定していました。今後のステップアップとしては、2か所のハイド設定の場合の切り換えですが、これは今日のセッションで行ったように明確に分かり易く、オンリードで構いませんので2つ目のハイドを理解させることです。
あんなんちゃんは、いつもよりも集中力が低く意欲が感じられませんでした。その分、スタートからセントコーンを捉えようとする動きよりも、周りの環境の確認の動画が多く見受けられました。ハイドからのセントコーンが確認できた時点の反応やハイド付近からのピンポイントの特定作業においては、理解が進んでいますので安定しています。湿度が高い分、動きに影響している面はあると思いますので、また次回のレッスンを期待しています。
ぶんた君は、室内でも周りの環境を気にする反面、サーチに集中できない時間もありますが、確実に以前よりもハイドに対する認識とアラートの意味を理解できたいます。現状よりもアラートの静止時間を延ばす為にも、ハンドラーからの報酬のタイミングやぶんた君のハイドに到達した際の集中している時間の観察力を高めながら、静止している時間内に報酬を与えられるタイミングを覚えることが必要です。その為には与えるトリーツを手に持っている際に、手を隠す必要はありませんし、ぶんた君がコンタクトしても反応せずに正しい反応に対してタイミングのよい報酬を与えられるテクニックを身につけてください。セッション回数が長くなると、クレートから出てこなくなる傾向の強いぶんた君でしたが、最後まで集中を切らさずに良く頑張りました。
テン君は、いつものマイペースでのサーチでした。ハンドラーが心配するほど意欲や集中力が維持できない状態ではなく、。各セクションでのピンポイントのアラートとアラート時の静止姿勢も非常に安定感があります。ただ、スタートからの意欲や周りへの興味が強い時間帯もありますので、本当に探しているのかどうか?という不安から、ハンドラーが必要以上にコマンドや声掛けをしてハイドへの意識をハンドラーへの意識にスイッチしてしまっている場面が見られます。もう少し信頼してサーチを観察してみましょう。
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