オビディエンスグループレッスン

今朝のオビディエンスグループレッスンに参加されたのは、モモちゃん・ブルース君・ トナ君・パコ君・たんぽぽちゃん・ レティーちゃん ・ リンゴスターちゃんです。

モモちゃんは、指導手がモモちゃんの脚側行進に合わせないようにしながら集中を維持できるように進めていく事が出来ることを目標にしています。

意欲が高い分、鼻鳴きがありますが以前よりも鼻鳴きより集中する事を覚えてきています。脚側行進の指導手との距離間を、あまり気にし過ぎずに集中力の維持のみにポイントを置いて脚側行進のトレーニングをしていきましょう。右屈折は、まだバタつきますが左屈折は、非常にスムーズに屈折できています。復路へのターンや脚側停座へのターンは、しどうしゅの動きのぎこちなさがモモちゃんの動きに影響を及ぼしますので、自主練習をして一体感のある動きを目指しましょう。


ブルース君は、前回行ったレッスンでの改善点である脚側停座の集中を再確認しながら進めて頂きました。

脚側停座に着かせる際のコマンドへの反応やアイコンタクトを丁寧に確認しながら行わないと、余所見が多くなりいつまでも脚側停座につけなくなります。また脚側停座への反応が見られた際の誉めるタイミングが一定ではない為に、実行性が安定しません。また脚側停座に停座した際の、誉めるタイミングも考えながら、ブルース君がアイコンタクトを維持できるようにトレーニングをして下さい。特にリードを持っている右手の動きが、ブルース君に余所見の余裕を与えてしまう切っ掛けにもなります。脚側停座の集中が安定すれば、脚側行進へスムーズに移行できますが、ここでの指導手の左手での視符や大声での誉めなど、必要以上のフィードバックがありますので冷静さも必要です。またアイコンタクトが維持できている状態で集中して指示無し停座を行い誉めて開放するなどバリエーションを増やして下さい。PULLERを使った場合の報酬の意味や使い方も遊びの要素が強すぎると、要求吠えにもつながりますのでレトリーブの実行性なども考えながら選択してください。


トナ君は、自主練習の成果をグループレッスンでも同じように表現したいところですが、環境の変化に敏感なトナ君は、指導手が思うように反応してくれず、コマンドの実行性も不安定になります。

まずは、脚側停座の位置の理解についてですが、脚側停座に許容範囲を設けないようにしていきましょう。脚側停座の位置は「ココ」という絶対的な位置を理解させるからこそ、ブレのない脚側停座になり、その先の脚側行進や、全てのコマンドの規準となります。この脚側停座がズレてしまうと、伏臥も立止も全てズレますし、課目終了時の脚側停座も同じようにズレてしまいます。どこでも、「ついて」のコマンドが出た際には、正しい脚側停座に停座できるようにトレーニングをして下さい。シャイなトナ君は、後で人が通ったり大きな音がすると注意力散漫になり、脚側停座の際の後脚が、指導手の後に回り込むような位置になります。これはメンタル的な影響もありますが、経験を積む事で克服できてきますので様々な場所で無理のないようにトレーニングをしましょう。以前も違う場所でトレーニングをしている時にアドバイスしましたが、後で音がする条件で同じようにトレーニングをしても後に意識が向くだけですので、まずは音の発生源に対して向き合うようにして環境刺激は何なのか?を確認させた上で、ステップアップしていきましょう。脚側行進の集中力は、以前よりも維持できるようになっていますので視線が下がらない状態で繰り返し強化して下さい。伏臥の速度アップのトレーニングは正面からスタートして脚側停座に移行しても同じような速度でできるように進めましょう。立止のトレーニングは、後脚始動の意味や、どのように理解させるか?を指導手が再確認して進めてください。この際も、正しい脚側停座の位置でトレーニングをしないと、正しい立止を理解しませんので注意してください。


パコ君は、ここ最近のオビディエンスのトレーニングや日頃の自主練習の成果が動きの中に見られるようになってきました。

トレーニングを再開した際には、飼い主さんからのコマンドには耳も傾けず、コマンドを無視していた時期があり、この時期はトリーツの取り引きが主体だったことで関係性が逆転していました。しかし現在は、「ヒール」のコマンドでアイコンタクトして脚側停座に停座して集中できるようになっていますし、集中の時間の維持も長くなっています。脚側行進も、以前までは必要以上のコマンドの連呼と視符の連続でしたが、今日のレッスンでは1度の「ヒール」のコマンドでシッカリと脚側行進ができるようになっています。指導手の動きの改善は、左肩の開きや右手のリードの位置・視線の方向などがありますのでニュートラルな指導手の姿勢をガラスや鏡に映しながら、自主練習をしてみて下さい。招呼に関しても「待て」での集中と招呼の反応速度も抜群ですので、「おいで」の声符以外の手の動きは不必要ですので注意して下さい。伏臥のコマンドは、視符を無くして声符のみで実行できますので自信を持ってシッカリとコマンドを出して下さい。立止に関しては、基礎からのトレーニングが必要です。サポートする手の動きに対して拒否反応も見られますので、マイナスのイメージを作らないようにトレーニングをして下さい。


たんぽぽちゃんは、ここ最近の脚側停座の集中トレーニングによりヒールポジションでの集中力が向上し、本来目標にしていた脚側行進ができるようになってきました。

距離が延びると、まだ集中が切れてしまう時間がありますが、芝生の上では全くスタートできず、指導手へのアイコンタクトもできなかった時期から比較すると大きな成長です。この理解を無駄にしない為にも、指導手は今までのルール作りと共に、次へのステップも視野に入れてトレーニングを進めてください。特に、このペアの場合は、招呼の反応と実行速度に関係性の現状が表れます。

諦めずに根気強く丁寧に日頃からの関係を見つめなおし、関係性を構築する事を今後も継続して、第三者に撫でられても飼い主である指導手が呼び戻しのコマンドを出したら1度のコマンドで戻れるような関係性を目指してください。


レティーちゃんは、指導手がレティーちゃんに合わせないようにしながら、集中力を高めた脚側行進を目指しています。

ほんの少しだけ右側に押されぎみな時間はありますが、指導手のイニシャチブの方が強い状態を維持できています。特に、今日は紐なし脚側行進での動きの難しさも体感してもらいました。紐付きよりも短い距離で集中が切れますので、紐付きの状態でも同じような感覚で進めるように考えましょう。左右の屈折とターンに関しては、モモちゃん同様に指導手の動きの確認が、レティーちゃんの良い動きを引出せるかどうか?の鍵となっています。どのように動き、どこで誉めるか?を整理しながらトレーニングをしていかないと、その場その場での対応だけでは、ステップアップできませんので注意していきましょう。


リンゴスターちゃんは、全体的に脚側行進の意欲の低下が見られましたので脚側行進の分解トレーニングを行いました。

このトレーニングで重要なのは、リンゴスターちゃんの意欲が高まった際の動きに対しての指導手の誉めるタイミングです。距離を延ばしすぎずに集中を維持した状態で進めますが、必ず意欲の低下する箇所がでてきます。この時の指導手の対応と、その対応に応えて意欲を維持しようとするリンゴスターちゃんの動きを体感で感じ取る事ができるようにして下さい。紐付きでの、このトレーニングで安定した意欲の維持が出来てこないと紐なしでは、遅れが目立ちますので丁寧に修正をしていきましょう。


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