Dogwave主催 Nose Work Group Lesson  ― 初めてのノーズワーク&ステップアップ ―

今日はDogwave主催によるノーズワークグループレッスン― 初めてのノーズワーク&ステップアップ ―の2018年後半戦の第1回目を開催いたしました。午後の部の初めてのノーズワーク・ビギナークラスに参加して頂いたの、ビビちゃんちゃん(チワワ1歳♀)・花音ちゃん(トイプードル9ヶ月♀)ステップアップクラスに参加されたのはニケちゃん・ソラちゃん・アルファ君・ジルちゃんの6組6頭です。

ビギナークラス

初めてのノーズワーク・ビギナークラスのペアにはレクチャーで、ノーズワークへの理解を深めて頂きながら、ハイバリュートリーツの選択などをさせて頂きました。今回は、ハイバリュートリーツの選択の際に、お持ち頂いたトリーツの量や種類が少なく、本来の選択とは行きませんでしたが、一番大好きなトリーツを考えて持ってきていただいたのでスムーズにセッションを進める事ができました。また最初のセッションから最後のセッションまでで、どのように犬の動きやメンタルに変化や成長が見られるか?を実感していただけたと思います。

ビビちゃんは、初めての環境や初見のモノに対して繊細な面を持っていることと、日ごろからの飼い主さんの対応が、その繊細さを理解したうえでサポートし過ぎてしまっている為に、ビビちゃんの本来の心の動きや成長を把握できていない状態でした。今回のハイバリュートリーツに関しては、色々と考えられてお持ちいただいたようでしたが、環境刺激の方が勝りハイバリューに対しての有効な反応は見られませんでしたが、1回目のセッションよりも最後のセッションの方が明らかに興味を示し行動範囲の広がりと飼い主さんへの依存の低下も見られるような動きでした。まだ月齢も若く、今後の経験がビビちゃんのこれからの犬生にもとても重要な時間になりますので、ノーズワークを通して心の成長を促せるように楽しくトレーニングをしていきましょう。

花音ちゃんは、とても明るいトイプードルらしい性質を持ち合わせています。9ヶ月ということもあり、動きたい衝動の方が強いことから1回目のセッションでは環境の確認と落ち着くためのいくつかの行動が見られましたが、すぐにノーズワークのルールを理解し鼻を使うことができていました。BOXの基本的なバリエーションであるStep1~Step3までのセッションも躊躇や不安のない安定したノーズワークができていましたので、次回以降のステップアップがとても楽しみです。

ステップアップクラス

今回はステップアップクラスのペアには、BOXサーチでのブラインドの状態から、バリエーションBOXの数を増やしたりハイドの数を1~3に増やして難易度を上げてのセッションを行いました。ブラインドはハンドラーも同じ条件にしてナチュラルアラートの確認と告知ができるかどうか?などの確認にもなります。オブジェクトサーチでは、残留臭の影響で確認時間が長くなったり少し集中力が低下する時間もみられましたが上手に切り換えもできていましたし、躊躇や不安なしぐさも見られず意欲的な捜索ができていました。インテリアサーチでは純粋に臭いのセントコーンに対しての認識が強くなっていましたしハンドラーの告知や、犬のナチュラルアラートを冷静に観察できるようになっており成長が見られました。

ニケちゃんは、ハイドの設定の難易度が上がると以前よりも集中力の維持が低下しているようです。この要因は、ハイバリュートリーツの変更が大きく影響していますので、無闇にハイバリュートリーツを変更するのではなく一定期間は、ハイバリュートリーツの選択で決めたトリーツを使用してください。また、セッション終了後のハンドラーの呼び戻しに関しては、本来、ノーズワークの中では、あまり積極的にトレーニングする課題ではありませんが、ノーズワークへの意識が強くて戻らないのではなく飼い主さんからのコマンドを無視してしまう傾向が見られますので日頃の生活の中での関係性を、少し見直してみる事もお薦めします。またニケちゃんの動きやナチュラルアラートに対しても、まだ自信がありませんので誤告知が多く見られますので、観察力も高めていきましょう。

ソラちゃんは、前回のコンペからもう一段階ステップアップした反応や動きも見られ自立心の高まりを感じられますし、捜索への自信もついてきているようです。ですから捜索時間が延びてきても集中力の極端な低下がなく安定したノーズワークができています。ハンドラーの告知も、ソラちゃんの動きを理解できていますので誤告知がなくスムーズです。上からのセントコーンに対しても躊躇なく積極的ですので、今後も成長が楽しみです。

アルファ君は、前回のコンペでも良い結果を出せましたので、BOXサーチでも相当難易度を上げても確実に到達できるようになっています。オブジェクトやインテリアでも苦手な上のハイドに対しても躊躇なくアクセスできるようになってきていますので、また無理のないステップアップをいしていきましょう。ハンドラーのナチュラルアラートの観察力も非常に安定しています。

バディちゃんは、相変わらず意欲が高く、それぞれのクラスでも躊躇のない捜索ができています。反応も速い為に、バディーちゃんの動きをハンドラーが読みきれていない場面も多く見られます。また反応が高いことから残留臭にも一定の反応はしますので、ハイドとの見極めがハンドラーの今後の課題となっています。

次回のグループレッスンの開催予定は、2018年12月2日(日)となっております。お問い合わせ・お申し込みはDog Waveへご連絡下さい。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。


 

 

-I speak Dog too!!- with sarada

 

 

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