今日の大和君のレッスンは、お散歩トレーニングと「おいで」「待て」などの基礎トレーニングです。
前回のレッスンから約1ヶ月。7ヶ月になった大和君は、以前よりも♂犬としての行動がハッキリと表面化してきています。現在の月齢は、日々の成長や変化が早いですから、飼い主さんの対応を後手にしてしまうと大和君の主体性の方が強くなりますので注意して下さい。
屋外でのアテンションに対しての反応よりも周りへの意識の方が強く、飼い主さんの声掛けやコマンドや誉め言葉は無視されている傾向にあります。また臭い嗅ぎの意識が強いですから尚更のことです。呼び戻しの基礎となる「おいで」のコマンドのトレーニングでは、あまり大和君の動きを観察しすぎてしまうとコマンドの実行性自体が低下しますので確実に呼び寄せながら、飼い主さんの方に向かっている行動を誉めるようにしていきましょう。環境刺激が強い場合の、飼い主さんの表現力は、通常の室内よりも意識的に大げさにしていかなければ大和君には伝わりづらくなりますので恥かしがらずに意識的にオーバーアクションにできるように努力して下さい。特に誉め言葉は、とても大切です。
前回行なったお散歩での飼い主さんの横について歩く「つけ」のコマンドに関しては、現状の飼い主さんの対応では、環境刺激の強い中では少し高度なトレーニングになってしまいますので、飼い主さんの傍でゆっくり歩くコマンドをトレーニングしましょう。ただし、これも飼い主さん側の基準が一定でなければ、意味をなしませんので、大和君のポジションを飼い主さんよりも前方にせずに、飼い主さんの横で一緒に歩けるようにトレーニングをしましょう。現状の大和君の動きは、臭い嗅ぎへの反応が、とても頻繁になっていますので、一緒に歩くことも難しくなっています。少しでも一緒に歩こうとする大和君の行動が見られた瞬間に誉めれるようにしてみましょう。
どの段階のトレーニングも、飼い主さんの根気と愛情がとても必要になりますので諦めずに丁寧にトレーニングをしていきましょう。
この記事へのコメントはありません。