本日のトレーナークラスに参加されたのは、トレーナー5名とテン君・晴れちゃん・グート君・あんあんちゃん・ぶんた君・ライズ君の6頭です。 今回は、最大4か所の複数個所の捜索とフルブラインドのハイドカウントの設定で告知動作などの確認も並行して行いながらセッションを進めました。
テン君は、スタートから集中できていますし告知姿勢も安定しています。ハイドカウントでは、ハンドラーがテン君の捜索に対して、どの程度の信頼をおいているかがポイントになります。後半は、少し疲れも見られましたが最後まで捜索ができていましたし、次の段階の告知の際の誉め言葉や励ましは、状況により取り入れてみて下さい。
晴れちゃんは、前回のレッスンからハンドラーとの根競べが続いています。本来の性能を引き出すためにハンドラー側にバランスをおいた捜索をする為の、捜索以外の接点での積み重ねや対応の改善が必要になります。前半よりも後半のセッションの方が、ハンドラーの対応がシンプルに行えたことで「やるべきことは何か?」を再確認できていたようですので、また次回の状況を確認しながら晴れちゃんの本来の能力を引き出してあげましょう。
グート君は、捜索に対しての意欲と集中も高く捜索速度も速いですし告知姿勢も安定してきました。捜索時間が伸びると集中力が低下してしまい、誘惑臭への反応が見られるセッションもありましたが、ハイドカウントもハンドラーの観察力が向上していますので複数のハイドを発見する事ができていました。告知の際の誉めや励ましに関しては、誉め言葉が振り向きにつながらないように今後のステップとして取り組んでいきましょう。
あんなんちゃんは、前回のセッションよりも意欲も高く集中が出来ていました。告知の際のハイドとの距離間が少しありますが、告知の際のボディーランゲージは非常に分かり易く伝わります。ハイドカウントでは、フルブラインドと言う事もあり残留臭やハイドからのセントコーンが障害物に当たりセントプールを形成する事で反応が出てしまうセットもありましたがハンドラーのエリアの認識やスタートの方向などのスキルも必要となります。告知の際の誉め言葉に関しては、一定の維持ができていますので今後のステップアップとして取り組んでみましょう。
ぶんた君は、捜索が始まると屋外の人通りに気持ちが向いてしまい、本来の捜索ができない状況が続いていました。リカバリーセッションでは、スイッチが切り換わるようになり意欲的に捜索ができていましたし、何よりもハンドラーからの誉め言葉や励ましが、とてもスムーズに受け入れられていますので今後のセッションでもハンドラーとの一体感のある捜索を実現してみて下さい。但し、告知の際の報酬の提示のタイミングは同じですし静止時間を延ばせるように進めていきましょう。
ライズ君は、前回のセッションから告知の際の静止姿勢の安定が見られるようになり今回のセッションでも作業犬レベルの動きと反応を見せてくれました。ハイドの設定のよっては、まだスクラッチ動作が見られる場面もありますが、報酬の提示のタイミングですぐにリカバリーできていますので、特に地面に近い設定での静止姿勢の強化を進めていきましょう。セントコーンの取り方とハイドの特定までの動きは、とても理想的な動き方と高い集中力を見せてくれます。ハンドラーのハンドリングに関しては、これからもスキルアップが必要ですし、ライズ君の自由捜索の観察とコマンドでのコントロールの区分が出来るようになる事を目標に進めてみて下さい。
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