カウンセリングでFIELDにお越し頂いたのは、ももちゃん（チワワ5歳5か月♀）です。ブリーダーからの繁殖引退犬として新しい犬生が始まりました。現在のももちゃんの状況を確認し、未経験のことが多い事から、日々の生活をどのように進めていけばよいのか？などを含めたカウンセリングとなりました。

怖がりではなく、とても人懐っこく、初めての環境であるFIELDにもすぐに馴れたようです。必要な運動時間やスペースを提供されていなかったこともあり、筋肉量も少なくパテラの診断を受けており、飼い主さんとしては、体重の管理と運動を、バランスよく進めたいという考え方が優先され、様々な経験に馴らす上で必要なアプローチの方法や日々の生活で必要なコマンドのトレーニングなどの認識が少なかったようです。

オモチャに対しての意欲はありませんが、食欲に関しては、とても強く意欲的でしたので、新しい事の学習やイメージの改善の為に必要なトレーニングで欠かせないトリーツの使い方などをご理解頂き、必要最低限で効率良く学習させるスキルを飼い主さんが身につけて色々な事を楽しく教えていきしょう。体重の管理を優先するあまりに、トリーツを使うという感覚を持たれていませんでしたが、この教える時間が、飼い主さんとのコミュニケーションの時間にもなります。

「もも」というアテンションコマンドやアイコンタクトをする事も、教え方で理解の進み方が違います。特に「もも」というアテンションと呼び戻しが連動している場合は、必ず良い結果を与えることで動きが変わりますし、表現も違います。今までは、呼んだから抱き上げて隔離されることが多い経験をしていると、尚更、及び腰で飼い主さんに近づいた際に、距離を空けて止まるようになります。

また「誉める」という表現のし方が、出来ていませんので「撫でる」ではなく「誉める」ができる飼い主さんになりましょう。

トイレなどの習慣も基礎から教えていく必要がありますので、現状を把握しながら少しずつ、ももちゃんがももちゃんらしく表現できるようにサポートをし見守り充実した時間を過ごしてください。

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