カウンセリングでお伺いしたのは、ラン君(コーイケルホンディエ1歳9ヵ月♂)です。課題は、特定の犬や人への吠えとコマンドの基礎トレーニングなどです。
パピー期にトレーニングの経験がある事から、一定のコマンドの理解が出来ていますが本来のコマンドとしての持続性を理解していませんので報酬での解除や自主解除も学んでいます。
少しシャイな面が見られますが、経験値を増やし飼い主さんのスキルアップを進めることで課題への改善も充分に可能です。
「待て」と「おいで」がセットになっていますので、「待て」の意識を高めることを優先し「おいで」は刺激レベルが高い環境下でもコマンドを優先できるようにトレーニングをしてみて下さい。現在の飼い主さんへの意識は悪くありませんが、誘惑刺激にに対しての反応が速い為に、飼い主さんのコントロールが後手になります。
また今までのトレーニングの方法の習慣で、飼い主さんの手を見る傾向が強く出ていますのでアテンションコマンドとアイコンタクトの強い関連性を高めて、飼い主さんとのアイコンタクトが持続できるようにしてみて下さい。
お散歩のスタイルも、レン君の動きに合わせたスタイルではなく飼い主さんがイニシアティブを握ったルール作りを進めてみて下さい。正しい行動を誉めることが優先されますが、他の犬への吠えなどに対しての対処は明確に出来るように飼い主さんの対応を改革していきましょう。
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