今日のスピカちゃんのレッスンは、前回のレッスンの復習と今後のトレーニングを進める上での改善点についてのレクチャーと実践トレーニングを行いました。
前回のレッスンでの「Stay」のコマンドの際に「Sit」から「Down」の姿勢に移行してしまう習慣に関しては飼い主さんからの明確なフィードバックが必要ですし、冷静に対応することでスピカちゃんの理解も進んでいるようです。
「Stay」は、余所見をせずに飼い主さんへのアイコンタクトが維持できている事が理想ですので、単に待っている事だけではなく、動かないようにするための要素を理解してください。今回は、10秒間を2回繰り返しましたが、少しずつ延ばしていけるようにしていきましょう。
現在のスピカちゃんと飼い主さんの間にある、コマンドのトレーニングの際のルールは、どちらかいうとスピカちゃんの動きに飼い主さんが合わせて成立しています。この関係を飼い主さんがイニシアティブを握り、コマンドを優先させるようにする為には、いくつかの壁を乗り越える必要があります。
例えば、アテンションとアイコンタクトのトレーニングの動きを見てみると、アイコンタクトをしたことを誉めると、すぐに飼い主さんの手の動きを見るように関連付けられています。
これは、今まで疑問に思わずに無意識に続けてきた飼い主さんのトリーツを与えるパターン化の動きですが、この動きのパターン化を先読みして動きますので、トリーツも1回しかもらえない事の理解などから、トリーツを得るとすぐに動き出します。
コマンドは持続させる事に意味がありますので、トリーツの使い方を今以上に工夫していきましょう。また誉め言葉が、本来の誉め言葉の役割をしておらず、どちらかというとトリーツが出る合図としての認識が強いようです。これも今までの無意識のパターン化が要因ですので、少し意識的に対応してみましょう。
今日のレッスンで行った「Side」のコマンドの正しいポジションとポジションの姿勢維持時間を延ばす方法についても根気強く一定のポイントから正しい方向にトリーツを出していくとポジションが安定します。
まだまだ精度の向上は可能ですので諦めずに取り組んでみて下さい。
この記事へのコメントはありません。