レッスン期間が空いて久しぶりのレッスンとなった獅子君は、相変わらず愛想も良く、いつも遊び相手を探しているようです。街中での歩行やマナートレーニングは、都会のど真ん中で生活していることもあり飼い主さんの意識が高いことから安定しています。
公園での自由運動や遊びの際の動きは、１歳半の甲斐犬らしいあどけなさもあり興味津々のモノもあります。ただ、その行動自体を放置しすぎてしまうと呼び戻しに対しての反応が極端に低下しますので、現在の課題として中々改善できていないことになります。
「来い」の１度のコマンドで確実に呼び戻しを実践させるトレーニングを繰り返しながら実行性を向上させましょう。実行性を低下させる要因になるのが「１度のコマンドで出来るかもしれない。」という飼い主さんの希望的な気持ちがミスを引き起こします。エラーレスで強化する場合の、飼い主さんが確認しなければいけないポイントは、獅子君の自主的な反応を感じることですが、その感じるポイントを理解していきましょう。
飼い主さんと遊ぶことのレパートリーも増やす必要があります。コミュニケーションをとることは大切なことです。屋外の刺激だけで獅子君が自ら遊びを探すと、コミュニケーションの相手は、飼い主さんではなく刺激になりますので、強い刺激にも勝るコマンドの実行性は、刺激よりも楽しい飼い主さんの存在が必須です。
以前よりもコマンドの理解も飼い主さんへの意識も高まっていますが、まだまだ伸びしろがありますのでワクワクする飼い主さんを目指して頑張りましょう。
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