今日のオビディエンスグループレッスンに参加されたのは、ブルース君&リンゴスターちゃん・ローキーちゃん・たんぽぽちゃん・モモちゃん&レティーちゃん・ブルース君&リンゴスターちゃんの4組6頭です。
ブルース君は、3歩・5歩の集中した脚側行進を積み重ねて10mをシッカリと脚側行進できるようにする為にトレーニングを行いました。次の段階では、10mの脚側行進を積み重ねて30mの脚側行進にし、更に積み重ねて往復の60mに延ばせるようにする為の基礎段階です。この基礎段階の3歩や5歩を正確に実行する事が最終的な結果につながりますので、トレーニングを行う上でブルース君の集中力の低下や維持を指導手が感じながら適切な対応をしていけるようにして下さい。
ローキーちゃんは、スタート時のジャンプと右回りの屈折時の膨らみの修正についてポイントトレーニングと脚側行進の課目を通してのトレーニングです。右回りの屈折の際の膨らみを改善していかないと屈折後に脚側行進が斜行してしまいますので、常に脚側停座のポジションを意識させながらコーナーを曲がれるようにしていきましょう。これは復路へのターンの時も課目終了時の脚側停座の際も同じことが言えます。伏臥の動きの修正に関しては、リズミカルに動きを理解させて習慣化させることが必要ですので繰り返しトレーニングをしてみて下さい。
たんぽぽちゃんは、脚側行進の際の周りの環境への意識の散漫をさせないように脚側行進の動きを再確認してもらいながら、1歩・3歩・5歩のステップアップから10mまでの脚側行進を意識させます。脚側停座での集中も少し低下気味ですので寒さや濡れた芝生の上などの悪条件にも少しずつ慣れられるようにする事もトレーニングですので無理のないように進めていきましょう。「招呼」も理想的なスピード感ではないものの指導手のコマンドに対しての実行性は向上してきていますので、この1段階ずつの積み重ねが今後に必ず活きてきます。
レティーちゃんは、集中力を上げながら先行させずに一定のリズムで10mごとの脚側行進の積み重ねを繰り返し行いました。スタート時の集中を維持したままの脚側行進が理想ですが、環境刺激に左右されやすい傾向がありますので、日頃のトレーニングでも一定の環境刺激の加わる場所で短い距離で行いながらステップアップして下さい。また誉め言葉に関しては、徐々に消去していく必要がありますので、リカバリートレーニングでの脚側行進のトレーニング以外は誉め言葉を途中で使用せずに最後に開放と同時に使用して集中力を延ばしていきましょう。伏臥と立止の課目の指導手のコマンドの出し方や動きの確認は、今日のような確認作業を忘れないようにしてください。
リンゴスターちゃんは、脚側行進の遅れを改善する為のトレーニングを継続しながら、左回りの指導手の動きの改善に取組みました。特に左回りの復路のコーナーは、指導手の動きがラフになると必ず犬がコーナーをショートカットするようになりますので、丁寧に教えていくようにしましょう。その為にも、左足を軸としてタイトにコーナーを屈折する動きに犬が着いてこれるように指示を出しながら曲がる動きを習慣化してください。また脚側停座のコマンドに対してのスムーズな動きは、まだ改善の予知がありますので素早く真っ直ぐに停座できるようにしてください。伏臥の曲がりと立止の膨らみも脚側停座の改善が必要です。
ももちゃんは、モチベーターレベルを向上してからのトレーニングの組み立てに、少しずつですが理解が進んでいるようです。脚側行進も、後ろ髪を引かれながらも指導手のコマンドを優先して実行性も安定してきています。特に最初の頃の課題であった指導手との距離間は、改善されてきています。紐なし脚側行進も遅れることなく脚側行進ができています。意欲が高すぎて「招呼」の際の「待て」の維持が不安定ですが、これも繰り返しながら進めていくことで落ち着きも出てきますので、フライングをしても指導手が感情を表に表さないようにして冷静に淡々とトレーニングを進め正しい行動をシッカリと誉めるようにして下さい。
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