オビディエンスグループレッスン。

今朝のオビディエンスグループレッスンに参加されたのは、モモちゃん&レティーちゃん・たんぽぽちゃん・ローキーちゃんの3組4頭です。それぞれの課題に対してのトレーニングと動きの確認などを行いました。

モモちゃんの課題である指導手との距離感についての修正は、前回よりもストレスなく正しい位置で脚側行進できる距離が延びてきています。指導手のメンタル的な安定感も、このトレーニングのステップアップを手助けしていますが、誉めるタイミングや指示を出すタイミングなどを、もう一度確認して、モモちゃんに正しく伝わるフィードバックを目指してください。脚側停座のコマンドに対してのモモちゃんの意識は、まだ指導手にかぶり気味の位置ですので、1度のコマンドで逆方向(V字)に向くくらいの意識付けが必要です。正しい脚側停座で伏臥を命じた際の伏臥は、非常にスピード感もあり肘浮きもありませんのですべての基礎になる脚側停座のポジションを常に意識して下さい。

たんぽぽちゃんは、前回のレッスンで行った脚側停座から脚側行進に移行する際のコマンド出し方について、繰り返しトレーニングをしました。本来であれば集中が持続していなければいけませんが、どんな時でもコマンドが出た際には実行する意識付けは、とても大切ですのでたんぽぽちゃんのタイミングを優先するのではなく、指導手のコマンドのタイミングを優先するようにしていきましょう。伏臥の修正トレーニングに関しては、トレーニングの内容に少し勘違いもありますので、まずは実行性を大前提とした中で方向性の修正を、どのように行なうか?により犬の学習に違いがあらわれます。トレーニングを完成する為のトレーニングではなくコマンドの実行性を高めるトレーニングを組み立てるようにしていきましょう。立止は、前回よりも良くなっていますので、現状を維持して下さい。

ローキーちゃんは、前回のレッスンで取組んだ脚側停座の精度の向上に関しては、1度のコマンドで実行性が高くなってきています。ただ、強化する段階での報酬の使い方を間違えてしまうと、報酬を貰えると集中が切れてしまう事につながりますので報酬を貰える意味を正しく伝えるようにしていきましょう。コマンドに対して実行した事に対しての報酬という考え方ではなく、実行し続けている事に対しての報酬という考え方でトレーニングを進めてください。これにより姿勢の持続時間と集中力の持続も強化されますし、指導手が主体性となる本来のコマンドの意味として理解します。報酬を与える際の手の動きに左右されずにアイコンタクトを選択できるようにする事も合わせて教えていきましょう。また姿勢の解除は、解除のコマンドで開放するという一連の流れをシンプルに教えていきましょう。脚側停座の位置が、安定してくると脚側行進のポジションも安定してきます。

レティーちゃんのトレーニングでは、指導手のメンタルがモモちゃんのトレーニングの際よりも安定していない事と、レティーちゃんの反応速度に対応できていない事などもあり、トレーニングの組み立ての際にスムーズに進まない事があります。紐付き脚側行進に関しては、1歩目の動きもアイコンタクトを維持した状態で進めるようになっていますが、紐なし脚側行進のトレーニングでは、指導手に自信がなくなることで、レティーちゃんの動きも不安定になりがちです。コマンドや誉めるタイミング、指示のタイミングを躊躇なく適切なタイミングでフィードバックできるように指導手のトレーニングを進める上でのスキルアップを目指していきましょう。

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