ノーズワークグループレッスン。

今日のノーズワークグループレッスンは、トレーナークラスのアウトドアでのノーズワークセッションを行ないました。室内とは違い、気温・湿度・風・環境刺激など様々な影響を受けるアウトドアステージですので、エラーレスで進める為の注意事項なども事前にレクチャーをしながら進めさせて頂きました。

スミレちゃんは、1回目のセッションでは、スタート時の意識が低かったものの、すぐに捜索モードに切り替わる事ができていました。昨日もインドアでのノーズワークを体験していることもあり、コマンドの理解も進んでいるようで、2回目以降のセッションでは、屋外の苦手な音にも左右されること無くハイドへ到達できていました。ハンドラーのハンドリングに関しても、一定のリードのテンションで進められていますのでスミレちゃんの意欲や迷いなども把握できるようにしていきましょう。

あんなんちゃんは、いつもの自宅のお庭ですので、ノーズワークのスイッチが入るまでに少し時間がかかりましたが、強い風の影響を受けながらも、シッカリとセントコーンに反応できるようになっていました。2回目以降のセッションは、今までのインドアの経験が良く活かされていたように思います。ハンドラーのリード捌きに関しては、あんなんちゃんの動きに対しての素早い対応ができるようにしてみましょう。

グート君は、インドアよりもアウトドアの方が、他の誘惑臭に対しての反応が高くなる事をハンドラーが気にし過ぎている面はありますが、エラーレスを考えるとノーズワークの基本的なルーティーンであるPip→Search→Pipを徹底することは大切です。捜索の動きは、インドア同様に、グート君非常に動きが速い為にリード捌きが追いついていかない状態でしたので、今後の目標にしていきましょう。体高が低い分、ハイドの設定がチャレンジハイのポジションにある場合の、セントボイドのエリアが多くなりますので経験を積ませる場合のハンドリングも覚えるようにして下さい。

テン君は、スタート時のスローな動きもテン君の特徴ですので風下での鼻の動きを良く観察しながら、動き出しの反応を見極めてあげるようにして下さい。捜索途中に、立ち止まる動きも意欲の低下ではなく、風の流れから切っ掛けを掴もうとする冷静な判断からです。今日の設定のように、風が巻いていたり、急に風が止まったりする場合の、ハンドラーの判断もエリアを把握して、全体的な捜索をさせるには必要なスキルです。リードの裁きは、あんなんちゃんよりも、余裕はありますが、その分、テン君の意欲を感じられるようにしてみましょう。

ぶんた君にとっては、屋外の刺激が一番苦手ですので、今までのノーズワークで確立されてきた4つのゴールが、屋外のノーズワークで、どのように良い影響をもたらしてくれるか?の期待がありました。1回目のセッションでは、少しシャイなモードが強く表現されていましたが、2回目以降は、非常に意欲的で上手にセントコーンへの反応ができていました。特に、一番苦手な男性の大きな声が、周りから聞こえても躊躇なく捜索を継続できていたことは、ぶんた君のメンタルの成長を物語っています。インドアのようなスタートのさせ方よりもスムーズな捜索のスタートがベストです。

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