初レッスンのチビちゃん(ジャックラッセルテリア6ヶ月♀)の課題は、ジャレ噛みの改善とお散歩の引き癖の改善などの基礎トレーニング全般のレッスンです。パピー期の社会化が上手に促進できていたようで、人懐っこいですし遊び好きです。ただ、今までの生活の中に、現在の課題の要因になる飼い主さん側の対応が見られますので、改善トレーニングを進める上で対応の見直しを進めてください。
▼アテンションコマンドとアイコンタクト
ご家族が多い事から、チビちゃんの接し方にも少し違いやズレがあるようです。しかし、アテンションコマンドである名前とアイコンタクトの共通認識は、ご家族全員で守るようにしていきましょう。名前で叱らないことはもちろんですが、名前を呼ばれると良いことがあるという設定は、意図的に機会を作るようにして強化していく必要があります。
アイコンタクトは飼い主さんが視線を合わせるのではなくチビちゃんが飼い主さんを見上げるようにしていきましょう。この際のトリーツの与え方にも条件がありますので、正しいアイコンタクトになるようにトレーニングをして下さい。
アテンションと「おいで」で呼び寄せた後のアイコンタクトの際のチビちゃんと飼い主さんの距離間は、今までの飼い主さんの関わり方が、自然に距離間を生んでいます。
▼コマンドのイメージを改善する
先ほどの距離間は、近づくと抱き上げられケージに入れられてしまう経験などが要因になる場合があります。この場合は、アテンションのトレーニングと平行して「ハウス」のコマンドの改善と強化も進めましょう。
必ずドアはオープンの状態で、「ハウス」でハウスに入ったら伏せをする習慣をつけながらハウス内に留まっていると良い事があるように設定を繰り返してください。最初のうちは、トリーツをもらうとすぐに外へ出ていましたが、意味が伝わるとストレス無くハウス内に留まれていましたし、自発的にハウスに入れるようになっていましたので、着実にイメージの改善をしていきましょう。
▼お散歩トレーニング
現在のお散歩は、チビちゃんに引っ張られているスタイルが定着していますので飼い主さんの傍で歩けるように改善が必要です。その為には、周りへの興味よりも飼い主さんの傍に居ると良い事があるようにコマンドとの関連付けをしてあげましょう。
今日は「ヒール」というコマンドでポジションに誘導しながら行いましたが、これも1度で覚えられるコマンドではありませんので、環境刺激に応じたトレーニングを行いながら飼い主さんに意識を向けられるような楽しいお散歩を目指してください。
-I speak Dog too!!- with sarada
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