今日も早朝からのトレーリンググループレッスンを開始しました。朝の最低気温が低く今までよりは楽でしたが、犬には、まだまだ苛酷な環境。失敗をさせずに理解度を深めるトレーニングにしました。
臭跡への気づき
犬種特性や個体差などから臭跡への意識よりも浮遊臭への意識の方が強いペアの基礎トレーニングを続けてきていますが、今日のセッションで前回よりも確実に臭跡を手掛かりにヘルパーへ到達できる動きが見られてきました。屋外では、中々風の流れを一定にすることが難しく、犬にとって見れば得意な方法で探す事に何のためらいもありません。浮遊臭で探してはいけないわけではなく、物品からの臭跡を追う事の意味を理解できる事が重要です。
意欲を感じられるリード捌き
短い距離と時間であれば充分にヘルパーを探す事ができるようになりヘルパーのルートを予め知っているハンドラーは、犬が臭跡を捉えると犬の意欲を感じずにルートを先行してしまう場面が多くなります。この状態はリードにテンションが掛かっていない場合も多くなりますのでブラインドに移行した際に犬を信頼できなくなりますのでリードのテンションは大切に感じられるようにしましょう。
屈折とネガティブ反応
山道のように両脇を障害物などではさまれたルートは、山道のルート通りに臭跡を追う事が出来ますが、そのルートの、どのポイントから屈折したか?をネガティブ反応を含めて確認する設定では、目印を屈折のポイントに置くことで正確性を向上させることができます。この目印に対して物品と同じように反応する犬と反応しなくても正確に屈折する犬と、個性もそれぞれですが、必ず共通するのはネガティブ反応が表れてヘルパーは真っ直ぐ進んでいない事が明確に犬の反応で理解できる点です。
-I speak Dog too!!- with sarada
この記事へのコメントはありません。