公益財団法人 横浜市緑の協会 清水ヶ丘公園事業所主催の第1回清水ヶ丘公園マナーアップスクールを本日開催いたしました。開催までの準備期間の中での広報の時間が少なくなり第1回目の今回は、グループレッスンの時間と個別トレーニングの時間を充分にとることができました。
強い南風と共に湿度も上がり、これからやってくる梅雨の時期を少し連想させられる曇り空でしたが参加された犬たちは沢山の事を学び、そして遊び充実した時間を過して頂きました。
第1回参加メンバー
環境馴致
環境そのものに対しての馴致はとても大切です。怖がりの犬や苦手なモノがある場合は、特に初めての環境では臭い嗅ぎを充分にさせながら自分の居場所を認識させ、飼い主さんの存在を認識させ、他の犬の存在を認識させましょう。
呼び戻しの基礎トレーニング
いつもの場所で刺激がなければ呼び戻しは可能でも、少し刺激が加わる事でコマンドの実行性が著しく低下してしまう事は良くあることです。ここで飼い主さんは冷静に判断し、コマンドの意味をシッカリと伝えながら確実に実行できる選択肢を用意します。
確実に戻れるようにロングリードを使いながらコマンドを無視させずに、コマンドに従ったら大袈裟に誉めるようにしましょう。
安定してきたらボールのレトリーブ遊びも含めて呼び戻しのトレーニングをして「呼び戻される=楽しいことが終わる」というネガティブな学習をさせないように工夫する事も必要です。
他の犬とのすれ違い
他の犬に対して良いイメージの経験が少なく吠えたり、攻撃的になる犬も少なくありません。これは社会化の時期に充分な適切な社会化トレーニングを経験していない事や成長過程でドックランなどで無闇に他の犬との遊びと称されるコンタクトでマイナスのイメージを与えてしまっている事に飼い主さんが気づいていないケースなどもあります。
管理をされた環境下での無理のない犬同士のコミュニケーションを経験させながら、相手の情報を認識し自分の情報を認識させながら最終的には、同じく空間で落ち着いていられることを目指しましょう。
犬種の違い・年齢の違い・性別の違い(去勢の有無)・性質や性格の違い・経験の違いなどをトータル的に観察してヒートアップしないように見極めましょう。
良い経験を積み重ねることで短時間に落ち着いてリラックスしたニュートラルな状態に持っていくことができます。観察するのは犬の表情・シッポの動きや耳の角度や表現力です。
相手の存在を理解した上で、すれ違いのトレーニングを行い飼い主さんとのコミュニケーションやコマンドの理解度も確認できるようになります。
飼い主さんと遊ぶ
「犬と遊べる」という飼い主さんは、とても少なく、どうしても「犬同士を遊ばせる」という方向に走りがちです。確かに犬同士の遊びは正しい観察の元で遊ばせる事はストレス発散にもなりますしコミュニケーションの発達にも有効です。しかし、いつも遊べる相手や環境があるわけではありませんので、飼い主さんの役目の1つとして「犬と遊ぶ」を是非、取り入れましょう。
犬の信頼を得る為には、犬がワクワクする魅力的な飼い主さんを目指すべきです。その為にも、犬とのコミュニケーションの時間は必要不可欠!
第2回の開催日は2018年5月31日(木)です。
お申し込み・お問い合わせは
清水ヶ丘公園管理センター(体育館事務所) TEL:045-243-4447 FAX:045-243-4497
もしくは
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-I speak Dog too!!- with sarada
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