今日のブルース君&リンゴスターちゃんのレッスンは先週に引き続きパブリックトレーニングです。
理解度を深める
1つ1つのコマンドの理解度を深める事は、どのコマンドでも同じです。しかし、本当に理解しているかどうか?を確認していかないと肝心な場面で通用しない現実を突きつけられることになります。特に環境の変化に対しての適応が要求されるパブリックトレーニングでは、どんな場所でも同じコマンドを安定して実行できるようにする必要があります。前回のレッスンでも理解度を深めてもらうようにお願いしたトイレコマンドに関しても同じことが言えます。普段のお散歩から、コマンドの理解度の確認やお散歩のルールを明確化しておかないと「ワンツー」のコマンドが出た場合、犬が「トイレをしよう」という意識や動きが確認できないままになり、実は、長い距離を臭いを嗅がせながらトイレを行う習慣が先行していて、その最終地点で犬が、トイレをした事を確認してから「ワンツー」のコマンドを出して、飼い主さんは犬がワンツーコマンドを理解していると勘違いしてるケースも少なくありません。
指定された場所で「ワンツーコマンド」とトイレの関連付けを強化しましょう。
階段の上り下りは、どうでしょうか?飼い主さんと歩調を合わせて引っ張ることなく階段の上り下りができるかどうか?も、とても難しい事です。最初は、上りきる手前と下りきる手前でコマンドを出し一旦停止をさせる習慣から理解度を高めますが、犬の自主性を確認しながらトレーニングの段階を進めていかないと、いつまでもコマンドや指示を出さないとスムーズな動きが出来なくなりますので確認をする上での工夫も必要です。
飼い主さんのポジションよりも犬のポジションが後ろである事が大切です。
初めての環境刺激と新しいコマンドの実践。
今までの犬生の中で初めての経験となった地下鉄のコンコースの通過。明るさ・臭い・音・人の動きなど、いくつかの初めての経験から少し興奮状態にもなります。この時に、シッカリと落ち着きを与える役目をしなければいけないのが飼い主さんなのですが、ついつい犬の興奮に同調してしまう為にコントロールが難しくなってしまいます。
新しいコマンドの実践は、休憩をする際の「アンダー」コマンドです。大型犬2頭をアンダーさせるのは少し効率的とはいえませんので、1頭をアンダーさせ1頭を傍で待たせます。これも、それぞれが同じように違う姿勢がとれるようにトレーニングをしていくと共に、違う方向からも同じ姿勢がとれるように様々なバリエーションに対応できる柔軟性のあるコマンドにステップアップして下さい。
いくつかの注意点の理解は進んできている飼い主さんですが、複数の事象に対しての対応が、まだ出来ておらず今後も観察力を高めることが必要不可欠です。また今日のレッスンで行った一連の動きのルールを日頃から徹底する事で飼い主さんへの自然な犬たちの意識の方向性が高まるはずです。
-I speak Dog too!!- with sarada
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