初レッスンのミーナちゃん(Mix2歳8か月♀)&かん太郎君(Mix6ヶ月)は、ノーズワークでは何度もセッションをしていますが、今回は飼い主さんも初めての多頭飼いであり、初めての♂犬で、6か月を過ぎ若齢期で少しずつ自我も芽生えてきた、かん太郎君との関係性などを深めていくために、今後必要な知識や技術の習得を目的としたトレーニングです。
ミーナちゃんとは、今までもトレーニングの経験があり飼い主さんのコマンドのコントロールに対しても一定の実行性があり集中力も備わっています。気持ちの強い面もありますので、かん太郎君という新しい仲間が増えたことで対外的には以前よりも自己表現も出てきていますので、飼い主さん側からすると反応や動きを事前に予測して対応できるようにすべきです。
ただ、現状はミーナちゃんに飼い主さんが予測されてしまい、それが要求行動などとして表れているようですので、今までのパターン化された方法ではない取り組み方を考えていきましょう。
環境刺激が一定であれば、停座と伏臥それぞれの姿勢での「Stay」ができています。今後の改善点は、アテンションとアイコンタクトの強化ですので、トリーツを使う場合のトリーツの出し方に注意してください。
基本的なトレーニングにおける考え方をレクチャーさせて頂きましたが、ニンゲン側の考え方や対応が明確でないと犬には伝わりませんので、例外なく一貫した対応で意識的に習慣を変えていきましょう。
かん太郎君は、メンタル的にまだまだ怖がりな面が多いですが慣れた環境や自己表現が通用する環境下では、かなり強気な面も表しますし、わがままを通そうともします。
レクチャーでもお話ししたように、アテンションとアイコンタクトの強化や「お座り」「伏せ」のコマンドの本来の意味の理解。「Stay」での集中の維持などを短い時間でトレーニングをしてみてください。また、クレートの待機での鼻鳴きなどは、無視では改善できませんので正しい行動を理解させ、伸ばしてあげましょう。
難しい話よりも、やっぱりランで自由に遊べることの方が大好きなようで、少し暑い時間帯でしたが短時間で水浴びや、ミーナちゃんのプールへのイメージを強化する目的で屋上のランで開放してもらいました。
自分で入れるようになったのは進歩ですね。かん太郎君は、まだ右足の先だけしか入水はできませんでしたが、また次回、チャレンジしてみてください。
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