今朝のオビディエンスグループレッスンに参加されたのは、モモちゃん・トナ君・レティーちゃん・たんぽぽちゃんです。
モモちゃんは、モモちゃんの屈折時の集中力の維持が重要なポイントとなりますが、それ以上に指導手の足の運び方を伴う屈折の動きをトレーニングしていきましょう。
この一連の動きは、10m先の動きとして繰り返し行う事で犬の理解も進みますが、本来は集中した脚側行進ができている事が前提で動きますので、どこで曲がっても止まっても脚側行進のポジションについている事が求められます。モモちゃんの動きが際立つように、指導手の足の運びや、歩幅の調整などの工夫をしていきましょう。モチベーターの無い状態でも、今朝のトレーニングでは十分に集中できていました。
トナ君は、日頃の練習の成果を出せずに悩んでいますが、グループレッスンでは、指導手の動きが日頃の練習とは同じような動き方ができなかったり、声掛けの頻度やトリーツの頻度などが変わる事で、いつものような集中した意欲的な動きが表現できなくなってしまいます。
そんな中でも、指導手がトナ君の心の変化に気づいたり、正しいタイミングで誉めれるようになると、いつものような動きを引出す事もできます。日頃のトレーニングでは、どうしても指導手の視覚から見たトナ君の動きとなります。その際に、レッスンで改善をお願いしている指導手の肩の開きや視線の方向、コマンドの頻度・視符の多用などの修正ができていない状態でのトナ君の動きを続けてしまうと、レッスンで指導手の動きがコントロールされる為に、日頃のようには中々上手にできなくなります。また日頃の練習では、何とか結果を出そうとする指導手の気持ちが先行してしまい守るべき基準が曖昧になる事もありますので、焦らずに1つ1つを丁寧に修正と強化を繰り返しながら関係性の構築と共にトレーニングを進めていきましょう。
レティーちゃんは、脚側行進の先行癖を改善しながら集中力の維持の確保できた脚側行進を目指してもらっています。また、右屈折とターンの動きに関しても指導手の動き方の改善が必要です。
レティーちゃんへのコマンドの出し方なども、日頃の接し方との差がある為に、指導手の意図が、上手にレティーちゃんに伝わりきれていない面が見られます。日頃のルールの見直しを行いながら、そのルールの徹底をオビディエンスのトレーニングで活かすように考える必要があるのですが、現状は逆の方法で接していますし、日常の方が曖昧になる為に、オビディエンスでのモチベーターレベルを向上させたとしても、一時的な成果しか得る事ができなくなります。特にレティーちゃんの性質を考えた場合は、日頃のルール作りでかなりの変化が出るタイプですので、多頭での生活では難しい面はありますが今後の成長の肝が、そこにあることを理解して下さい。
たんぽぽちゃんは、脚側行進の集中力と意欲の維持をベースとした精度の向上を目的としたトレーニングです。
最近はレッスンの頻度が高い為に、脚側行進の動きの理解も進んでいますし動きにムラが少なくなってきました。以前は、紐付き脚側行進でも全くアイコンタクトができない状態での脚側行進でしたし、真っ直ぐに脚側行進ができませんでしたが、最近は紐なし脚側行進でも指導手と同調する意識が高くなってきました。但し、小型犬の場合は少しのズレが大きなズレになる難易度の高い脚側行進になりますので、現状の課題でもある先行したり右側にかぶり気味ならない脚側行進を目指していきましょう。
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