今日のひのき君のレッスンは、前回に引き続き、公園やショッピングモールでの他の犬とのすれ違いトレーニングや屋外でのコマンドの基礎トレーニングを行いました。



以前は、なかなか「お座り」のコマンドに対しても抵抗感があり、飼い主さんからの指示には従わずにフリーズ状態が続いていましたが、今日のレッスンでは、公園・エレベーター・ショッピングモールの3つの環境下で「お座り」が出来ていました。これは、最初のショッピングモールでのレッスンの際に「お座り」ができなかかった事を振り返ると大きな成長です。
ただ、日常では、まだ他の犬への吠えも頻繁で、飼い主さんへの反抗心も強く出ているようです。今までの、飼い主さんとひのき君の立場を考えると、立場を逆転されることに対しての、ひのき君の抵抗感は強いですから、その抵抗感に一喜一憂せずに一貫した飼い主さんの対応を行わない限り、現状の課題の改善にはつながりません。


レッスン内では、すれ違いも出来ていますし、ひのき君が特定の場所で相手の犬をやり過ごす事も出来ています。相手の犬が吠える犬でも、自分が吠える事を頑張って我慢している様子は、飼い主さんも実際に感じ取れたはずです。今回のレッスンでは、吠える相手の犬が通過する際に、飼い主さんはコマンドも声掛けもせずに、ひのき君が自発的に「吠えない」を選択することを確認できました。
このように正しい行動を引き出し、タイミングよく誉めて評価をする事が、行動修正には必要不可欠な飼い主さんの対応です。間違った行動に対してだけの対応が続くことは、ひのき君の正しい判断にもつながりませんので、相手の距離などを考えながら成功事例の経験を多く積ませられるようにする事も考えていきましょう。

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