今日のアスラン君のレッスンは、FIELDでのコマンドの基礎トレーニングやステップアップについてのレクチャーなどです。
前回のレッスン以降、お散歩のルールの徹底により様々な変化と改善が見られるようになったようです。特に臭い嗅ぎのコントロールによりお散歩の引きの改善と同時にマーキングの心配も減少し、飼い主さんも心配せずに自信を持ってお散歩ができるようになったようです。
アテンションコマンドとアイコンタクトについても安定してきているようで、シッカリと集中した姿勢を維持できていますので、今後も継続していきましょう。今回のように新しい環境であるFIELDでの臭い嗅ぎの動きは環境馴致には必要不可欠な動きですので充分に情報を確認させてからコマンドを出したり遊んだりするようにして下さい。
「Sit」「Down」「Heel」「Stay」の4つのコマンドの基礎トレーニングは、環境刺激の強さにより実行性は不安定になりますので、その状況を飼い主さんは把握しながらトレーニングを進めて下さい。前回のレッスンでは、中々真っすぐにポジショニングできなかった「Heel」も誘導の仕方で正しい位置を理解させられますので色々な場所でもできるようにしていきましょう。
コマンドの本来の意味についても理解を深める必要があります。コマンドを出してから誉めるタイミング・報酬を与えるタイミングは頻度・解除のコマンドの意味と役割などを理解して頂きながら、1つのコマンドの中には、とても多くの意味が含まれている事や、その多くの意味を一瞬で犬とニンゲンが理解し合のだという事も感じて下さい。
「Stay」のコマンドは、次回までの宿題ですが、まずは「動かない」という認識と共に、距離ではなく時間を延ばせるようにして下さい。また、報酬の与え方や解除の方法をシッカリと確認してください。
今日は、「吠えろ」のコマンドのトレーニングをして吠える事が出来ていましたが、「Sit」のハンドシグナルと混乱している点や、要求で吠える傾向も出ていますので、現段階では、あまり強化をしないようにして下さい。
アスラン君とのコミュニケーションは、とても上手ですし充実しているようです。遊びは、単なるエネルギーの発散だけではなく、コミュニケーションをとる事で、コマンドの実行性や飼い主さんに従う心を育む時間にもなります。
これからも、遊びや生活の中で活用できるコマンドや自主性を身につけながら都会暮らしに適したマナートレーニングをしていきましょう。
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