今朝のMoaちゃんのレッスンは、早朝からのお散歩トレーニングです。飼い主さんからのお話をお聞きすると最近は怖がりの傾向が出ており、動かなくなることが多いとのこと。現状を見させて頂きながら今後のステップアップに向けてのトレーニングを行いました。
ご自宅からのスタートの状況を拝見すると、Moaちゃんのフリーズする行動に対して飼い主さんがトリーツで誘導する対応が頻繁で、フリーズの度にトリーツが出てくる学習につながっているようです。確かに、早朝の静かな時間の中にシャッターを開ける音や大きな物音などに対しての反応はしていますが、極端にその場から逃避したいという反応ではありませんので、現状の課題に対しては、あまりトリーツを優先させる対応ではなく飼い主さんが自信を持ってお散歩を進めながら一緒に同調して歩いている行動を誉めてあげるようにしましょう。
飼い主さんが正しい対応と的確なタイミングで誉めれるようになるとMoaちゃんも楽しく横を同調して歩けていますので、現在は、あまり多くのコマンドを使いすぎないようにして理想的な動きを誉めて自発性を高めて下さい。
ほぼ初めての芝生の上では、魅力的で芝刈り機のように草を食いちぎりながら興奮状態です。誤飲などに注意しながらも、様々な環境を経験させながら、誘惑刺激の多い環境下でもアテンションやコマンドを優先できるための基礎作りの時間にしましょう。
一定の時間を馴致時間として提供し、興奮状態から冷静になればアテンションにもコマンドにも従うことが出来ますし、成長したMoaちゃんを見ることが出来ます。
他の犬や第三者に対しての興味も月齢と共に変化しますので、アテンションを大切に使いながら実行性を高めるようにして下さい。また刺激を通過させる場合の、飼い主さんの立ち位置も現在のように刺激をカバーするのではなく、Moaちゃんを刺激に背を向けるように誘導して通過させられるように飼い主さんの習慣にしてください。
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