久しぶりのレッスンとなったジャック君。今回はFIELDで現状の確認と現在の課題への対応についてのレクチャーとコマンドの基礎トレーニングなどを行いました。
11カ月となり心身共に成長を感じられます。その分、♂犬としての興味や警戒心なども少しずつ行動に表れるようになり、最近の課題に繋がっているようです。極端な反応までには至っていないようですので、飼い主さんの状況判断と共に優先順位の高いコマンドの理解を進める事でコントロールができるようにしていきましょう。
その為には、少しトレーニング期間が空いてしまったことで本来、理解させなければいけないトレーニング方法のオリジナリティーが強くなった部分を修正し、ジャック君に伝わり易いように飼い主さん側のリトレーニングを進めていきましょう。
アテンションコマンドとアイコンタクトの基礎トレーニングは、手の動きを追いかける傾向が強くなっていますし誉めてからトリーツを出すまでの時間のタイミングを読まれていますので、まずはアイコンタクトが持続できるようにトレーニングを組み立てましょう。ボールを使ったトレーニングに関しては、ボールを出すタイミングには問題はありませんが、待たせる際のコマンドの場合は、ボールを出す方向に工夫が必要です。
飼い主さんへの集中力は高く、コマンドへの実行性も安定していますので飼い主さん側の働きかけの改善を進めましょう。
ボールを使う場合の、ボールへの意欲を引き出すためにも「レトリーブ」の基本動作をトレーニングしてみましょう。
ボールの引っ張りっこまでは、とても上手にできていますが、その先のレトリーブに移行する際の動きを今後は、取り入れながら途中で咥えたボールを落とさないようにトレーニングをしてみて下さい。ジャック君自身、あまり強く咥えるタイプではありませんのでシッカリと咥えて飼い主さんの手に渡せるようにしていくと、ボールを使うトレーニングの際は、とても便利です。
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