カウンセリングでFIELDにお越し頂いたのは、ちまきちゃん(甲斐犬1歳10カ月♀)です。成長と共にパピー期には見られなかった反応や行動が現れ始めてきたことから、今後どのように接していけばよいのか?という疑問を解消するためのカウンセリングをさせて頂きました。
飼い主さんからのたくさんの愛情を受け育ちましたので、少し依存性が高いようですが極端なものではないようですので、今後の経験値を増やしながら豊かな心を育てていきましょう。他の犬への反応の違いに関しては、成長と共に相手の性別などにより明確に反応の違いが出てきますので、ちまきちゃんの判断だけで解決させるのではなく、適切なタイミングで飼い主さんが関与し、コントロールするように考えて下さい。その為にも、基本となるコマンドのトレーニングは今後の宿題として進めてみて下さい。環境刺激の中でも、飼い主さんからのコマンドを優先できる関係性を構築していきましょう。「甲斐犬」という犬種的特性を考えると、それほど難しいことではありませんので必要なのはニンゲン側の根気と一貫性のあるルール作りです。
環境に対しての馴致能力は、遅くありませんし適応能力も高いようです。初めてのFIELDにも40分程度で横になれるくらいリラックスができていました。初見のモノに対しての馴れは、経験の不足からの躊躇のようです。またカメラで写真を撮られたり、スマホで写真を撮られる事に対しては、拒否反応もありますが容易に改善する事ができます。今回も最初は少し警戒心も見らましたが後半はアテンションとアイコンタクトがシッカリと関連付けられカメラ目線もバッチリでした。
ニンゲン側が望む事とちまきちゃんの要求を一致させて、色々な事を経験させることが必要になりますので基礎コマンドのトレーニングも楽しく進めてみて下さい。
犬同士で遊ぶ事よりも飼い主さんと遊ぶことの強化も今まで以上にちまきちゃんとのコミュニケ—ションの時間になります。ボールなどへの興味や持来能力もありますので現状をステップアップしていきましょう。
レトリーブの基礎は「引っ張りっこ」ですので、ちまきちゃんが咥えて飼い主さんに渡せるように飼い主さんは前方向に動かずに下がるようにして、この引っ張りっこゲームを楽しんで下さい。
プールは、また時間をかけながら少しずつ進めていきましょう。
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