カウンセリングでお伺いしたのは、はなちゃん(ミニチュアダックスフンド4歳♀)です。課題はトイレトレーニングの確立を向上させる事ですが、チャイムや訪問者、見知らぬ第三者などへの吠えの改善についても取り組みました。
3歳で里親として、はなちゃんを迎え入れていらっしゃり、過去のはなちゃんの過ごした時間については確実ではありませんが、社会化の不足については様々な行動や反応で明らかないようです。今回のトイレトレーニングに関しても、過去の飼育環境による影響が考えられますが、何とか改善したいという飼い主さんの気持ちで少しずつですが理解も深まっているようです。
成功のさせ方と失敗した際のニンゲン側の対処に関しては、間違えないようにしてみて下さい。またコマンドの理解も今以上に進めて下さい。
無駄吠えや要求吠えに対しての対応ですが、過去の経緯からハッキリとした飼い主さん側からの改善させる為の意思表示が無かったことで、吠える事が常習化しているようです。吠える事で、更に興奮が高まり留まることを知りません。
特に飼い主さんが抱いたり、傍に寄り添っているシチュエーションでは、とても気持ちが強くなりますので今後の飼い主さん側の対応も改善していく必要がります。ただ、今回のレッスンで行ったように「禁止コマンド」の理解を進めてコントロールできるようになる事が現在求められることです。
強気な表現と心細い表現が、とても分かり易く可愛いはなちゃんですが、吠え癖に関しては、「可哀そう」という感覚を混同させてトレーニングをしないようにして下さい。これからの犬生を楽しく充実した時間にする為にも、社会性があり飼い主さんのコマンドに耳を傾け嬉々として従える関係性を目指す為にも現実とシッカリ向き合いながらトレーニングをしてみて下さい。
チャイムでも、引っ切り無しに吠えていたはなちゃんでしたが、飼い主さんに禁止コマンドのタイミングと誉めるタイミングが上手に表現できるようになると「吠えない」という行動の理解が深まりました。
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