今日のハル君のレッスンは、夕方からのお散歩トレーニングです。特にお散歩中に会う犬に対して極端に相性の悪い相手がいるようですので、その相手に会った場合の対処についてトレーニングを行いました。
お散歩のスタートは、以前よりもかなり安定しており飼い主さんを意識しながら歩くことができていますが、飼い主さんがハル君を自分の視界視野に捉え、事前に判断したりコマンドを出すタイミングが安定していませんので、もっとハル君の動きを確認できる観察力を高めていきましょう。
苦手だったり興奮してしまう相手に対してのハル君の反応を事前にキャッチできると、ハル君自身のコマンドの理解は進んでいますのでコマンドコントロールができます。現状の飼い主さんの反応は全て、後手ですのでハル君が反応して前へ引っ張ったり吠えてしまってからリードでコントロールしますので、このコントロールが更にハル君の興奮に拍車をかけています。冷静に対応するためにもハル君の視線や耳の向き、呼吸などを察することができるようにして下さい。
ハル君が興奮をせず、またはアグレッシブにならないようにする為にも、相手の性別や性格・意欲などにより飼い主さんがその場で適切な判断をすることが大切です。不特定多数の相手に対して、全てフレンドリーでいることは、その犬自身の犬種や性別・性質により異なりますので、現在のハル君にそれを求めることは、ハル君にとっても飼い主さんにとってもプレッシャーとなります。無理をせずに挨拶ができる仲間だけで充分であり、あまり相手の犬との友好性だけを高めようとすると、犬と会うたびに引きずり回されます。挨拶をさせるにしても、必ず飼い主さんの許可を得て挨拶をさせるルール作りができている関係性の方が、これからのハル君にとっては大切ですし理想的です。
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