P/L:ルイジ君

今日のルイジ君のレッスンは、夕方からのお散歩トレーニングです。他の犬とのすれ違いの課題についての対応や今後の方向性についてのレクチャーと実践トレーニングです。

リードを極端に短く持ちすぎるとルイジ君の気持ちの変化が感じられなくなりますので状況判断をしながら飼い主さんの対応を変えて下さい。特に「スロー」のコマンドは、環境刺激が強い中での実行性は安定しませんので無暗にコマンドを連呼せずにしましょう。ただ、ルイジ君のコマンドの理解は進んでいます。アイコンタクトの反応や実践的なコマンドの実行性は以前よりも確実に向上していますので環境刺激が高くなった際の対応や、臭い嗅ぎの許可の頻度を上げ過ぎることで興奮しすぎてしまい課題に直結してしまう場合もあります。臭い嗅ぎは、情報取集やストレスの発散には必要な行動ですが、ルイジ君の場合は課題のスイッチにつながる要因の1つにもなりますので飼い主さんの判断がポイントです。

海岸に来ると無条件でフリーにすると、海岸に向かって強く引く癖がつきます。解放させロングリードで自由運動をさせることは必要ですので解放までの簡単なルールを理解させながらコマンドに対しての実行性を高める為の確認として考えることも工夫の1つです。報酬はトリーツだけではなく、ルイジ君がやりたい事を報酬とすることができます。臭い嗅ぎもそうですし、自由に走ることも同じです。

海岸では、風の向きが一定に吹きます。向かい風に運ばれる他の犬の臭いにはとても敏感に反応するでしょう。反対に追い風の場合は、臭いを察知できずに反応が遅れることもあり、飼い主さんからの見方によっては「我慢できた!」「出来るようになった!」の勘違いの要因になる場合もあります。

臭いを捕ることに特化した犬種ですので、ルイジ君の性質と犬種的な特性を理解しながら現状の課題・反応・成長を客観的に観察できるようにしていきましょう。今後の犬生をストレス少なく過ごさせる為にトレーニングをしている現在の課題を1日も早くクリアできるように飼い主さんの揺るぎない一貫した強い気持ちと深い愛情で取り組んでいきましょう。


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