ノーズワークトレーナークラス

本日よりトレーナークラスはNose work Academyにて開催されます。参加されたのは、トレーナー6名とノーズワークセッションには、ビギナークラスに保護犬のRock君・アドバンスクラスには、りんりんちゃん・ペペ君・remo君の4頭です。

午前中は、認定トレーナー取得に向けてのセオリーカリキュラムを中心に行い、今までのトレーナークラスで学んできたノーズワークに対する認識の確認と評価をさせて頂きました。「ノーズワークとは?」という大命題から、理論的に身につけておかなければいけないセクション別の知識の確認をすると、個別には理解しているようで、実は理解や表現力が違うことも再確認できました。飼い主さんからの質問に誰が答えても同じような答えを得ることができるように今後も進めていきましょう。テクニカルカリキュラムに関しては、基本的な理論をベースにセッションを進める犬の特性に対応できる応用力がポイントとなりますので、多くの犬とのセッションを経験し臨機応変な対応ができるようにスキルアップをしていきましょう。

Rock君は、ビギナークラスで初めてのノーズワークです。ハイバリュートリーツの選択では、選択方法の実践と実際に本当にハイバリュートリーツとして機能しているのかどうか?最初のセッションでのBOXの数やBOX移動時のテクニックなどもそれぞれのトレーナーが経験できていました。Rock君は、初めての環境に少し興奮度が高く中々BOXへの意識が散漫な状態が続きました。待機中も徐々に要求の鼻鳴きなどが出ていました、後半のセッションでは安定したノーズワークとなり、スタート時のバタバタ感やサーチ中の散漫さも無くなり楽しめたようです。セッション終了時は待機も静かに待てるようになっていました。次回以降もステップアップの方法などをテクニカルカリキュラムの中で進められると、Rock君の成長も見れるようになると思います。


リンリンちゃんは、ノーズワークを始めたころの怖がりで、環境への馴致時間も長かった頃から比較すると、初めての空間でセッションに取り組む意欲の高さは、本当に見違えるほどです。犬種的には、臭いを獲る為に存在しているくらい非常に高い能力を持っていますのでスイッチが入るとサーチ速度も速くなります。ハイドの数や設定の難易度も、今後は少しずつ高度にしながら、今よりも高い集中力を引き出せるようにしていきましょう。


ペペ君に関しては、すでにフードステージでの能力の引き出しは安定していますので環境が変わっても問題なくクリアできています。セントボイドに対しての反応も、とても分かりやすいですから今日のセオリーカリキュラムでの理論を実践で教えてくれる動きは、とても参考になりました。後半の、難易度の高い設定では、少し意欲が低下しましたが、すぐに切り替えられるのもペペ君の成長でもあり意欲の高さでもあります。


remo君も、初めての環境では刺激に対しての反応が高くなる傾向が見られますが、今日の1回目のセッションでは、最初から集中したサーチができていました。丁寧に臭いを獲り、鼻からの呼吸音もハッキリ分かるほどでした。後半のセッションでは、ハンドラーが感じるよりも意欲の高い状態を維持できるようになってきたのも、remo君の成長ですね。


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