with sarada Lodging training in MONTANA。

2020年新春第一弾の 「with sarada Lodging training in MONTANA」ペンションMONTANAさんにてを開催いたしました。
参加頂いたのは、初参加のタンゴ君とステップアップでは宇太君&音和ちゃん・たんぽぽちゃん・ローキーちゃん・ブルース君&リンゴスターちゃんの5組7頭です。

初日の午前中は、大雨となり自由時間になりましたが午後からは、雨も上がり冬とは思えない暖かな空気の中、現在の課題への取り組みをペアごとにトレーニングをしました。2日間をオビディエンスのトレーニングの時間として、取り組めましたので更なる課題も見えましたし、改善の切っ掛けを掴むことにもつながったようです。

環境刺激の経験と対応力の強化

いつもの環境とは違う場所でもコマンドの実行性を安定させる為には、多くの経験が必要になります。今回のMONTANAさんのランでもウッドチップの環境と芝生の環境でも違いますし、周りの自然から受ける野生の刺激なども普段では経験できない環境です。時間をかけて集中力を引出すなどの工夫も必要ですし、集中力を引出す為に、一定の運動時間を与えて必要以上の意欲を発散させてから集中に切り替えるなど・・・。ペアごとに取り組み方も様々です。

ブルース君の紐付き脚側行進と紐なし脚側行進に差が無いようにポジションを維持させることを強化しましょう。刺激には、非常に弱いですが指導手が感情的になると余計にコマンドには従わなくなります。

ローキーちゃんは、特に野生の臭いに対して非常に敏感に反応しますので普段の集中力が引出せなくなります。それでも以前よりも刺激に対して無視をしてコマンドを優先できるようにはなっていますが繰り返しのトレーニングが必要とされます。

音和ちゃんは、少しレッスン期間が空いてしまい、以前の課題であった脚側行進の斜行の修正を再構築しなければいけない段階にあります。しかし、以前のトレーニングを思い出して実践する事で気づきは早いですから指導手の肩の位置の習慣をなくしながら正しいポジションを再確認していきましょう。

リンゴスターちゃんの課題は、脚側行進の遅れです。紐付きと紐なしの差を無くす事が求められますので、遅れる前のタイミングでシッカリとコマンドを出してポジションを維持させ誉めて強化してください。紐なしの方が意欲的な脚側行進になってきています。

たんぽぽちゃんは、寒い環境の中ですとヒールポジションでの停座が困難になります。状況を判断しながらトレーニングを組み立てる必要がありますが、最近の傾向をみていると、飼い主さんへの抵抗感からコマンドを無視したり不服従の傾向も明らかに出ていますので調整をしていく必要があります。

タンゴ君は、「Sit」「Down」の次に「Heel」のコマンドの導入をして頂いていますが、教える側の飼い主さんのルアーの方法がタンゴ君の意欲やコマンドの動作とポジションとしての理解に結びついていないようですので、教える側の教え方の理解を深めていきましょう。理解力は高いタンゴ君ですので、方法を間違えると正しい学習につながらなくなります。トリーツを使いすぎても取り引きになりますので使い方を理化していきましょう。

宇太君は、脚側停座のポジションが以前よりも改善傾向にありますが、指導手の動きに自信がない為に、肩が動いたり体全体が動くことで停座する際に、左右されやすくなっています。もう少し自信を持ってコマンドを出して動きに機敏さをつけるようにしていきましょう。脚側停座の位置が改善傾向にありますが、伏臥の動きの改善の為に動かすと極端に後方にスライドしますので、ハンドシグナルの出し方を工夫して下さい。

ディーナーでの待機

今回はテーブルごとではなく飼い主さんから少し距離のある待機になりましたが大きな問題もなくディナーの時間を過ごせていました。

写真を撮るのを察して動いていましたが、この場所での、この時間という意味は理解できているようです。

コマンドのシェイピング

2日目のオビディエンストレーニングも前日の基礎トレーニングや課題への取り組みを更に深めたり分解トレーニングをしたりポイントトレーニングをしたり・・・と様々です。

ブルース君にとっては、ヤギや鶏の臭いや鳴き声は、とても大きな刺激ですが、1日目にはできなかった環境でも落ち着いてできるようになってきています。集中力の持続時間は短いですから、更に強化も必要ですし、視線が落ちる前に焦らずにコマンドを出して持続させましょう。

ローキーちゃんも、ヤギや鶏の臭いや鳴き声にも反応しています。特に臭いに対しての馴致の時間は、ある程度、見てあげる必要があります。今日のレッスンでも集中ができていない事に対して無理に進めずに、まずは馴致時間を与えてコマンドを実行できる気持ちの落ち着きを確認した上でトレーニングをしていくようにしていきましょう。馴致の時間の判断は、飼い主さんがローキーちゃんの視線を動きを良く理解できています。

音和ちゃんは、昨日の修正トレーニングを踏まえて、右回りのポイントトレーニングと脚側停座の位置から左に平行移動しながら脚側停座のポジションの理解を深めるトレーニングを行いました。また左反転などを動きの中に組み込みながら、ハの字で斜行する脚側行進の修正に取組んでいきましょう。伏臥からの停座の動きのトレーニングは、ルアーでも構いませんので求められている動き方を教えてあげましょう。

リンゴスターちゃんは、芝生の上で動きは非常に安定しています。右の屈折の際の膨らみや左屈折のスムーズな動きは、これからも丁寧に教えていきながら止まることなく流れるような動きにしていき事を求められます。脚側停座の際のバタつきは、まだまだ改善の余地がありますし真っ直ぐに脚側停座ができるように何度も繰り返して下さい。

たんぽぽちゃんにとって、この芝生のランはイメージが悪く外へ出たがる傾向が強く見られました。コマンドに対しても、非常に反応が薄く実行性がも非常に低い状態でしたが、シッカリとやりきる事が大切です。理想な形ではできていませんが頑張って出来たことへの評価は大きいと思います。指導手のコマンドの出し方を、もう少し冷静に出せるように心がけていきましょう。

タンゴ君は、昨日のトレーニングで拒否感の強かった「Down」の強化トレーニングを行いました。まずは、真っ直ぐ後脚を崩さずに「Sit」する事から始まります。すぐに、後脚が崩れてしまう傾向が見られますので真っ直ぐ安定した「Sit」を目指していきましょう。「Down」への誘導の際のトリーツの使い方が取り引きになっていますし、飼い主さんの姿勢や視線によってタンゴ君は判断しています。正しい自然体でコマンドを出して実行できるようにトレーニングをしていきましょう。脚側停座の「Heel」のポジションは、まだトレーニングは完成されていませんが、ヒールポジションで歩くことは、正しい位置を教える意味でも進めてみて下さい。

昨日よりも指導手のコマンドや動きに自信が出てきていますので宇太君の動きにも俊敏さが出てきています。また脚側行進の3歩目くらいで遅れてしまう動きの修正には、遅れる前にコマンドをタイミングよく出して同調性の高い状態を維持させた上で報酬を与えるようにしていきましょう。

1泊2日のトレーニングに参加された皆さん本当にお疲れ様でした。また次回のペンショントレーニングでも課題ごとに取り組んでいきましょう。


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