オビディエンスグループレッスン

2020年最初の オビディエンスグループレッスンに参加されたのは、トナ君・ローキーちゃん・たんぽぽちゃん・モモちゃん&レティーちゃん・ブルース君&リンゴスターちゃんの5組7頭です。

ブルース君は、運動不足やストレスが吠えや集中力の持続不足などに表れやすいタイプです。今日のレッスンでも脚側停座の集中や脚側行進の姿勢の維持なども前回のレッスン時よりも低下していました。モチベーターで使用するボールに関しても、遊びで使う場合と同じような出し方をしてしまうと脚側行進のポジションや姿勢が正しく維持できなくなりますので注意して下さい。一時的にでもボールで遊ばせて発散させた後の方が集中力は維持されます。しかし、ボールの遊びの中にも、ボールのレトリーブが完成されていませんし、ボールの奪い合いになっている面が見られます。改善をしていきましょう。


モモちゃんは、高いレベルのモチベーターの使用にも慣れてきて我慢できていなかった部分も、集中につながってくるようになっていますので脚側停座の際は、必ず誉めることを忘れないようにして下さい。脚側行進に関しても、モモちゃんの歩速に合わせるよりも指導手の歩速に合わせられるようにしていきましょう。課題であった「招呼」に関しては、モチベーターレベルの高さを理解できていますので、停座で待つことの方が難しくなってきていますので、バランスとしては「停座で待ち続けること」を強化していきましょう。「伏臥」に関しては、寒さには非常に弱いですから実行性を評価できるようにして下さい。


たんぽぽちゃんは、ここ最近の寒さの影響もあり脚側停座の停座の姿勢の維持が持続しないことが多く見られます。犬種的に寒さへの耐久度が低いことを理解しつつもコマンドの実行性を重要視して評価する事を忘れないようにしていきましょう。誉めるという評価が正しく伝わっていないと報酬であるトリーツを食べた時点で姿勢を解除してしまうことにもつながります。報酬を与えるタイミングや回数などを工夫してトレーニングをして下さい。伏臥のコマンドも中々コマンドへの実行性が安定しませんでしたが良いイメージを与えながら環境への対応力を付けて下さい。


ローキーちゃんは、前回のレッスンで改善が必要なポイントを自主練習の中でステップアップができてきていました。全体的な集中力の持続もできていましたし、集中が切れてしまうポイントも改善も良くなってきています。まだ今後も強化していかないと脚側行進の課目をクリアするまでには至りませんが、現段階のトレーニングの完成度は高くなってきています。紐付き脚側行進も紐なし脚側行進も大きな差はありませんが屈折とターンの指導手とローキーちゃんの距離感をタイトに動けるようにしていきましょう。「伏臥」の動きの強化もハンドシグナルで実行できるように強化しましょう。「立止」は立ち続ける姿勢の維持が出来るようにしていく必要がありますが、指導手が視線を外した状態で強化して下さい。


リンゴスターちゃんは、まだ少し脚側行進の遅れが改善されていません。トリーツの頻度を上げながらポイント的に強化する事も大切な事です。またリンゴスターちゃんに合わせないで歩く事と指導手本位での歩き方とは意味が違いますので、同調性の高い脚側行進の歩速を体感で覚えられるようにして下さい。紐なし脚側行進になると、脚側行進の遅れが更に開きますので改善していきましょう。また課目終了時の脚側停座の停座位置が、以前よりもズレています。視符をシッカリ出すこととトリーツの出る位置の工夫をして停座位置の改善をして下さい。


レティーちゃんは、モモちゃん同様に少し誉める機会が少なくなっていることで脚側行進の課目自体の意欲が低くなっています。段階的なトレーニングでは順調にステップアップできていますが、メンタル的な低下は、今後のステップアップの壁になりますので、一旦トレーニングレベルの段階的な再構築を行い意欲を維持しながらステップアップできるようにしていきましょう。誉められることが正しく伝わった後の脚側行進は、理想的な表現力で脚側行進ができています。伏臥の実行性は充分ですが、脚側停座の位置が、まだ理想的なポジションから少しズレていますので正しい脚側停座の位置を理解させて脚側行進の課目終了時なども含めて改善と強化をしていきましょう。


トナ君は、グループレッスンには初参加となります。オビディエンスの基礎トレーニングということで、まずは
コマンドを出すという意味 は何なのか?を飼い主さんに理解して頂いた上で脚側停座の正しいポジションの理解とトレーニングの方法などを実践して頂きました。現在は、コマンドを出しても、トナ君の気分次第で、コマンドの実行性が決まってきています。これは今までの生活の中でも、飼い主さんがトナ君に合わせてしまっている方法が習慣になっているからですので、この考え方を改善していきましょう。特にコマンドを出す場合は、ニンゲンが犬が行動しやすいように動くのではなくニンゲンのポジションは動かずに犬を動かすということです。その大前提の上で、最初の動きを理解させる為に、トリーツの誘導によるルアートレーニングが存在します。正しい行動を誉めるタイミングも重要ですし、トリーツを与える場所やタイミングにも意味がありますので1つ1つを確実に理解しながらトレーニングを進めて下さい。


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