トレーリンググループレッスン。

今日のトレーリンググループレッスンに参加されたのは、宇太君&音和ちゃんシュンクン&チーちゃんの2組4頭です。

昨日よりも10℃近く気温が低くトレーニングには最適な環境でした。前回のレッスンから、また期間が空いた為に、トレールの認識を再確認しながら段階別のトレーニングを行いました。また、環境設定の中にも歩行者や車などの環境刺激が加わってきたり本格的なアーバントレールのベーシックトレーニングも導入しました。

トレールの再確認 と環境刺激に対しての対応

捜索に対する意欲は高いのですが、意欲だけが先行して臭跡へのアクセスがおろそかになってしまっているようです。トレーニングの頻度が低い為に安定した捜索のスイッチが入らないことが考えられますので、犬の理解が安定して進むようなコンスタントなトレーニングをしていきましょう。また環境刺激のレベルが上がり、すれ違う人や散歩中の犬を無視してトレールを追うことができるようにしていく必要がありますが、ハンドラーのハンドリングも重要な要素ですので、何に反応しているのか?顔を向きや体の使い方などを観察していきましょう。

風の影響を考慮

今までの基礎トレーニングでは、逆風の設定を基礎として臭跡の認識を深めながら進めてきましたが、距離を延ばしたことや環境刺激が加わることで風向きの変化にも対応できる適正が必要になります。臭跡への認識が安定していないと、すぐにエアセントの意識が高くなりますが、距離を延ばしたことで手がかりを臭跡へ求めるようになる動きが出ることがこれからの段階です。

アーバントレールの経験

はるかに今までよりも刺激が強い中でヘルパーの臭跡を追う事は非常に難易度が高いトレーニングになります。横断歩道は、通過した車により臭跡が拡散されますが短い横断歩道を活用しながら、拡散された臭跡から歩道のグルーンベルト沿いの安定した臭跡を確認した瞬間のポジティブ反応を確認する事も、このトレーニングの確認事項です。またビルなどの建物を活用する場合は、歩道よりも建物沿いを活用して、より分かり易いトレールを認識させていきましょう。

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