オビディエンスグループレッスン

今朝のオビディエンスグループレッスンに参加されたのは、モモちゃん&レティーちゃん・たんぽぽちゃん・ローキーちゃん・ブルース君&リンゴスターちゃんの4組6頭です。

今日のレッスンの共通課題は、真っ直ぐに脚側行進をするというトレーニングに取り組みました。それぞれの課題を含みながら、共通して改善をお願いしているのが指導手が主体となる脚側行進ですが、直線を意識して脚側行進をしても無意識に犬側へ寄って脚側行進をしてしまう傾向が頻繁に見られます。今回は、ラインをガイドとして犬側にズレない脚側行進を行うことで、今までの課題が、どのくらい改善されているのか?もしくは改善されていないのか?の確認や環境刺激に対しての反応と、それに対する馴致に関しても体感して頂きました。

気温も少し低くなり、以前よりも集中力は高くなっていますので動きや反応も速くなっています。動きや反応は、良い方向の動きや反応だけではなく間違った方向の動きや反応も同じ事ですので、誉めるタイミングと指示を出すタイミングの明確な区分と対応ができるようにしていきましょう。
また、あえて環境刺激が加わることで今までなら出来ていたことも集中できなくなることも多くなります。しかし、この刺激に集中力を欠かれてしまうという事は、本番のリンクでは本来の実力を出せずに終わってしまう事は言うまでもありませんので、環境刺激に負けないコマンドの実行性が求められます。刺激の少ない環境下ではコマンドの精度を考えたトレーニングに取り組み、刺激の多い環境では、その精度の改善が、どこまで出来ているか?やコマンド自体の実行性の確認をする為のトレーニングとして捉えましょう。
特に、刺激の高い場所では以前から実践して頂いているアイコンタクトの持続時間が極端に減少します。刺激の方に視覚を囚われますので当然の反応ですが、囚われた視覚や意識が、どの程度の時間で正しい方向に戻るのか?を確認しながら強化していく事が、このトレーニングでは大切なポイントです。
現段階では、誉めながら脚側行進の姿勢を維持して頂いていますので、誉めることが正しく伝わっているのか?という確認にもなります。トリーツの使い方も、結果で貰えるものではなく維持でもらえるものという感覚を習慣化させて集中と開放のルーティーンを指導手である飼い主さん自らが体感して覚えるようにして下さい。

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