P/L:マー君&ゲイリー君。

今日は朝から気温が上昇しましたので急激な長い時間の運動は避けつつも、前回に引き続き「Stay」のバリエーションを含めた強化トレーニングを行いました。

「Saty」をしないと何も始まらない

基本的な「Stay」を教える場合は、犬から距離をとったり時間を延ばしながら必ず飼い主さんが犬の元に戻り、その犬に適した報酬(トリーツやオモチャ)を与え、待っている事を評価し誉めて強化していきます。ステップアップでは、単に距離や時間だけではなく、環境の条件や誘惑刺激などが含まれ、更に難易度が上がりますので失敗をさせないようにステップアップを組み立てていかないと、折角「待つ」意識が定着しそうな段階で「動く」事を学習してしまい、いつまでたっても「Stay」ができないペアの話も良く耳にします。このように、飼い主さんが思う動きとは違う学習をしてしまうケースは、急激なステップアップや飼い主さんの不必要(コマンド以外)な声掛けやボディーランゲージが犬に、違う学習をさせてしまう要因になっています。また報酬についても、トリーツやオモチャを使い過ぎる事で、その報酬の与え方や出し方により先読みをして動いてしまう事もよくある間違いです。とてもシンプルな考え方をすれば基本的な「Stay」を理解できている犬の場合の報酬は「OK」などのコマンドによる「開放」であるべきでしょう。

今日のマー君とゲイリー君のレッスンでは、お散歩に出るまでの間にも、いくつかの「Stay」を指示し、集中して次のコマンドを待つ意識を強化すると共に「Stay」の意味である「動くなor止まれ」を確実に実践してもらいました。

「Sit」で「Stay」しないとドアは開きません。

ドアが開いても動いてはいけません・・・・が、ゲイリー君は1歩下がって動いています。

一旦、開放され階段の下りて、門扉の手前でも門扉が開いても勝手に出てはいけません。

門扉を出て、外階段の上でも同じ姿勢を維持できる事が理想です。

「Come」で呼ばれたら正面に「Sit」で、ここからお散歩スタートです。

 

誘惑刺激の中での「Stay」

いつも遊んでいるPULLERは、投げると同時に2頭で追いかけてレトリーブを楽しんでいますが、この同時に2頭動く遊び方をステップアップする為に1頭を「Stay」させて、1頭だけがレトリーブをするようにトレーニング。

このトレーニングでは、遊んでいる犬は、それだけで満足ですので「Stay」している犬を高く評価することがポイントです。

マー君よりもゲイリー君にとっては、とても難易度が高いトレーニングでしたが、良く頑張りました。今日の最高難易度のレトリーブは、PULLERを投げても「Stay」を維持しPULLERが止まってから「Take」のコマンドレトリーブをするという動きでした。まだ現段階では不安定要素が多いですが、PULLERが投げられても「Stay」しなければいけない意識が芽生えてきていますので、またチャレンジしましょう。

 


 

 

-I speak Dog too!!- with sarada

 

 

関連記事

  1. オビディエンスグループレッスン

  2. P/L:こじろうちゃん

  3. オビディエンスグループレッスン

  4. P/L:ブルース君。

  5. P/L:サンボ君。

  6. P/L:アスラン君

  7. P/L:紅莉ちゃん

  8. P/L:いちごちゃん。

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

Archive

2018年5月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031