少し時間が空きましたが、きなこちゃんの現状の確認と飼い主さんには基礎トレーニングの動きや意味をご理解頂く為のレッスンとなりました。
チャイムや訪問者に対しての吠えに関しては、以前よりも改善傾向は見られるようです。ただ、未だに改善が見られない刺激が2つあるようですが、それだけ飼い主さんがきなこちゃんを良く観察できるようになった事は、とても大切な事ですし、今後も反応の変化を見落とさずに、きなこちゃんの心の変化を見ることが出来るようにしていきましょう。前回から行っている室内でのリードを装着したトレーニングでは、飼い主さんのリードによるコントロールが少し強すぎる傾向が見られたことと、トレーニングの時間が長すぎていることで理解が進んでいない面もありました。また「誉める=撫でる」という感覚がありますので「いい子ね」などの言葉で誉め言葉を伝える誉め方を覚えるようにして下さい。
「きなこ」というアテンションに対してのアイコンタクトが弱いのは、今まで無意識に飼い主さんが視線を下げて、飼い主さんがきなこちゃんにアイコンタクトを行ってきたこととトリーツの与える角度が低すぎる事で、アイコンタクトよりも飼い主さんの手を見る癖を習慣化した影響です。 手がどこにあっても、飼い主さんへのアイコンタクトを強化する事で、「お座り」のコマンドの実行性や実行速度も必ず向上しますので、いくつかの飼い主さんが守らなければいけないルールを意識的に行いながらきなこちゃんが楽しく出来るトレーニングを組み立てていきましょう。リードが着いていなくても飼い主さんのコマンドに対して正面でお座りが出来てアイコンタクトをし続けられるようにトレーニングをしてみて下さい。トレーニングの時間は長くても5分程度にして、短い時間のトレーニングを1日に何度か取り入れる程度で進めるようにしましょう。
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