カウンセリングでFIELDにお越し頂いたのは、ラテちゃん(マルプー1歳2ヶ月♀)です。課題は、ご自宅の前を通る犬への吠えやチャイムに対しての吠え、お散歩中の他の犬への吠えなどの改善です。社会化期の経験の不足などが主な要因のようですが、性質的にも少し強い面も持っているようです。しかし、正しい事を分かり易く伝える事で短時間でも、すぐに対応できる高い能力は持っていますので飼い主さんがラテちゃんを育てる上での知識やテクニックを習得しながら現在の課題に向き合い、改善に向けて取り組んでいきましょう。
日常の生活の中で「ラテ」のアテンションに対してのイメージが、あまり良い結果と結びついていないようです。アテンションコマンドへの反応が弱いようでしたので、リトレーニングを行い、飼い主さんからのアテンションンに素早く反応できるように強化トレーニングを行いました。
小型犬の場合、どうしてもニンゲン側が視線を下げて対応する傾向がりますが、アテンションに対して飼い主さんへのアイコンタクトとお座りの姿勢を同時に関連付ける為には、真っすぐに立った姿勢で対応する方がラテちゃんも理解しやすくなります。
今までの習慣で、飛びつく傾向が強く出ていますでの「お座り」のコマンドでも一旦立ち上がり、その後にお座りをする学習をしています。
2足歩行で立ち上がった際には一切、声を掛けずにお座りをした瞬間に誉めてトリーツを与えるようにする事で、この習慣の改善につながりますので、飼い主さんは落ち着いて対応してください。
また「誉める」という表現が「撫でる」という行為と混同していますので、コマンドに従い正しい行動をとった瞬間にシッカリと心から誉めるという対応をしましょう。
この表現力は、屋外でも同じように出来る事がトレーニングの大切なポイントにもなりますので恥ずかしがらずに誉める事は忘れないようにして下さい。
実際に、他の犬への吠えは強く自己主張も強いようですので、基本となる飼い主さんに従う心を育みながら、どのように対応する事がラテちゃんの理解につながるか?を考えていきましょう。
運動不足なども現在の課題の要因にもなりますので、適切な運動を与えながらエネルギーの発散を進めてあげて下さい。また、現在の課題だけではなくこれからの長い犬生を充実した時間にする為にも今できる事を丁寧に取り組んでいきましょう。
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