久しぶりのレッスンとなったロタ君。運動不足などもあり、少しウエイトがオーバー気味のようです。暑い時期ですので、お散歩の時間や自由運動の時間が制限されますので致し方ない面はありますが、飼い主さんの努力でエネルギーの発散できる時間を作ってあげて下さい。
「お座り」が少し捻じれていますので、真っすぐ座る事なども習慣にしてあげるようにしましょう。成長期ですので、この体勢が癖にならないように注意してください。(可愛いんですけどね。)
飼い主さんの愛情が、現在のロタ君に上手に伝わっていないようですが、飼い主さんも「ロタ君」の犬種的な性質や個性を理解しながら対応をしていかないと、愛情表現が裏返しになっています。
「おいで」で呼んでも来ない。これは呼びに応えるとロタ君に良い事が起きない事が要因です。「良い事が起きな=嫌な事が起きる」。では、嫌な事とは何でしょう。飼い主さんからすると戻ってきたロタ君を愛情表現として思いっきり撫でまわしたい!のですが、パピー期のロタ君とは違い、6カ月を過ぎると、♂犬としてのプライドも出始めますので、撫でまわされる事自体がロタ君にとっては「嫌な事」になります。ですから、呼びに応えると撫でられるので「行きたくない」という行動になり、フリーズしてしまいます。トリーツで誘導しても、傍まで来てトリーツを貰うと撫でられる前に逃げるという行動になり始め、良い結果をうみませんので飼い主さんの対応を変えながら、ロタ君にとってコマンドに従うことに対して達成感のある結果を与えるようにして下さい。
戻ってきている行動を良く誉めて、戻ってきたらお座りをさせてからトリーツを与えるという、シンプルな対応でロタ君は満足ですし、飼い主さんへの期待感やアイコンタクトも強くなります。
ご自宅での「ハウス」からの出し入れのルール作りについての実践トレーニングを行いました。
ハウス内で「お座り」をさせ、ドアを開けても許可が出るまで出ないように「待て」で行動を止めますが、許可が出る条件を飼い主さんへのアイコンタクトとします。この条件をクリアしたら、「いいよ」の許可のコマンドでハウスから出れるようにご自宅でもトレーニングをしてください。
毎日の習慣で、ドアが開けば出れるという学習をしますので、ご家族のどなたが行っても同じルールで実践させることが大切です。
成長期ですし、現在の月齢のトレーニングが、今後の犬生に大きな影響を与えます。飼い主さん自身がシッカリと学んでロタ君の犬生が充実した時間になるように頑張ってください。
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